OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午前 第12問

人間発達学第51回午前
3歳の男児。脳性麻痺。床上に座れるが両手を使えるほどの安定性はない。四つ這いや伝い歩きで移動できる。この患児が15歳時にGMFCS-Expanded and Revised〈E&R〉で同じレベルであった場合に予想される屋内移動の状態として最も適切なのはどれか。\n1. 手すりなしで階段昇降する。\n2. 短い距離を独歩する。\n3. 自走式車椅子を使う。\n4. 電動車椅子を使う。\n5. 寝返りで移動できない。
  1. 1. 手すりなしで階段昇降する。
  2. 2. 短い距離を独歩する。 ✓
  3. 3. 自走式車椅子を使う。
  4. 4. 電動車椅子を使う。
  5. 5. 寝返りで移動できない。

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — 短い距離を独歩する。 現在3歳で四つ這いや伝い歩きで移動できる状態はGMFCS-E&R レベルIIIに相当します。脳性麻痺の運動機能は通常15歳までに安定化し、同じレベルが維持されるため、15歳時もレベルIIIであれば短い距離を独歩する能力が予想されます。 --- 【各選択肢の解説】 1. 手すりなしで階段昇降する。 ❌ 誤り。これはレベルI~II相当の高い機能です。レベルIIIではバランス能力が不十分で、階段昇降には手すりや支援が必要です。 2. 短い距離を独歩する。 ✅ 正しい。GMFCS-E&R レベルIIIの15歳の特徴であり、室内での短距離移動は独歩で可能ですが、長距離や複雑な環境での移動は困難です。 3. 自走式車椅子を使う。 ❌ 誤り。これはレベルIV相当です。独歩能力がある程度あるレベルIIIでは、自走式車椅子に依存していません。 4. 電動車椅子を使う。 ❌ 誤り。これはレベルV(重度)の特徴です。レベルIIIでは電動車椅子の必要性がありません。 5. 寝返りで移動できない。 ❌ 誤り。これはレベルIV~V相当の重度機能障害を示す特徴です。レベルIIIではこの程度の重度障害はありません。 --- 【試験対策ポイント】 - GMFCS-E&R レベルIIIの15歳:短距離独歩可能、長距離・複雑環境では補助具や介助が必要 - 脳性麻痺の運動機能は通常15歳までに機能別のレベルが安定化 - レベルIV以上で車椅子使用
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