第51回 作業療法士国家試験 午前 第13問
作業療法管理学第51回午前
75歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。回復期リハビリテーション病棟での作業療法をSOAP〈Subjective Objective Assessment Plan〉の方法を用いて記録している。Subjectiveに対応する記載はどれか。\n1. 「OTが訪室すると表情が乏しい」\n2. 「今日は調子が良くないです」\n3. 「OT開始時血圧126/78 mmHg」\n4. 「ベッド車椅子間の移乗動作訓練3回実施」\n5. 「動作能力に変化なしと考えられる」
- 1. 「OTが訪室すると表情が乏しい」
- 2. 「今日は調子が良くないです」 ✓
- 3. 「OT開始時血圧126/78 mmHg」
- 4. 「ベッド車椅子間の移乗動作訓練3回実施」
- 5. 「動作能力に変化なしと考えられる」
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 「今日は調子が良くないです」
Subjectiveは患者の主観的な訴えや感覚を記録する項目であり、患者本人が述べた言葉そのものが該当します。選択肢2は患者の主観的な感覚的評価であるため正解です。
---
【各選択肢の解説】
1. 「OTが訪室すると表情が乏しい」
❌ 誤り。これはセラピストが観察した客観的な所見であり、Objective(観察記録)に該当します。
2. 「今日は調子が良くないです」
✅ 正しい。患者本人が述べた主観的な訴えであり、Subjective(患者の言葉・訴え)に該当します。
3. 「OT開始時血圧126/78 mmHg」
❌ 誤り。計測した数値データは客観的な測定値であり、Objective(測定記録)に該当します。
4. 「ベッド車椅子間の移乗動作訓練3回実施」
❌ 誤り。実施した訓練内容と回数は客観的な事実記録であり、Plan(計画実行)またはObjective(実施記録)に該当します。
5. 「動作能力に変化なしと考えられる」
❌ 誤り。セラピストの判断・評価であり、Assessment(評価・分析)に該当します。
---
【試験対策ポイント】
- Subjective:患者本人の主観的訴え・症状(「〜です」という患者の発言)
- Objective:セラピストが観察・測定した客観的事実(数値、行動観察)
- Assessment:セラピストの評価・分析・判断
- Plan:今後の治療計画・実施内容