第51回 作業療法士国家試験 午前 第26問
作業療法評価学第51回午前
障害された場合にRomberg徴候が陽性となるのはどれか。\n1. 小脳\n2. 被殻\n3. 尾状核\n4. 視床下部\n5. 脊髄後索
- 1. 小脳
- 2. 被殻
- 3. 尾状核
- 4. 視床下部
- 5. 脊髄後索 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 脊髄後索
Romberg徴候は閉眼時のみ姿勢が不安定になる現象で、視覚による代償が失われたときに深部感覚の障害が顕在化します。脊髄後索は深部感覚を伝導する経路であり、その障害でRomberg徴候が陽性になります。
---
【各選択肢の解説】
1. 小脳
❌ 誤り。小脳障害では開眼・閉眼の両方で姿勢動揺が生じ、Romberg徴候は陰性です。
2. 被殻
❌ 誤り。被殻は運動制御に関わりますが、障害されてもRomberg徴候は陽性になりません。
3. 尾状核
❌ 誤り。尾状核は大脳基底核の一部で、姿勢反射に直接的には関与せず、Romberg徴候は陽性になりません。
4. 視床下部
❌ 誤り。視床下部は自律神経中枢であり、Romberg徴候とは関係がありません。
5. 脊髄後索
✅ 正しい。脊髄後索は固有感覚(位置覚・振動覚)を伝導し、その障害により閉眼時に視覚代償ができず姿勢が不安定になります。
---
【試験対策ポイント】
• Romberg徴候 = 閉眼時のみ姿勢動揺 → 深部感覚障害の指標
• 脊髄後索障害:深部感覚↓、脊髄小脳変性症や梅毒(脊髄癆)で陽性
• 小脳障害:開眼・閉眼両方で動揺 → Romberg陰性