OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午前 第30問

生理学第51回午前
高齢者の感覚機能の変化で正しいのはどれか。\n1. 塩味の感覚が低下する。\n2. 異臭に対して過敏になる。\n3. 温刺激に対して過敏になる。\n4. 遠くの物体に焦点を合わせにくくなる。\n5. 高い周波数より低い周波数の音の感度が低下する。
  1. 1. 塩味の感覚が低下する。 ✓
  2. 2. 異臭に対して過敏になる。
  3. 3. 温刺激に対して過敏になる。
  4. 4. 遠くの物体に焦点を合わせにくくなる。
  5. 5. 高い周波数より低い周波数の音の感度が低下する。

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — 塩味の感覚が低下する。 高齢者では味蕾数の減少と味覚受容体の機能低下により、特に塩味や苦味の感覚が低下します。塩辛い食事への嗜好が強まるのはこのためです。 --- 【各選択肢の解説】 1. 塩味の感覚が低下する。 ✅ 正しい。高齢者では味蕾数が減少し、塩味・苦味・甘味などの感覚が低下するため、濃い味を好む傾向が生じます。 2. 異臭に対して過敏になる。 ❌ 誤り。高齢者は嗅覚も低下し、むしろ異臭に対して鈍感になります。 3. 温刺激に対して過敏になる。 ❌ 誤り。高齢者では温度覚が低下し、温刺激に対して過敏ではなく、鈍感になります。やけど防止が課題となります。 4. 遠くの物体に焦点を合わせにくくなる。 ❌ 誤り。これは老眼(近点距離の延長)の説明であり、むしろ近い物体に焦点が合わせにくくなります。遠くはよく見えます。 5. 高い周波数より低い周波数の音の感度が低下する。 ❌ 誤り。加齢性難聴では高い周波数(高音)の感度が低下し、低い周波数(低音)は比較的保たれます。 --- 【試験対策ポイント】 • 高齢者の味覚低下:塩味・苦味が特に低下 • 加齢性難聴:高周波数帯域の聴力低下が特徴 • 温度覚低下:やけど・凍傷のリスク増加
関連

▶ 第51回 全問一覧

▶ 生理学 の過去問一覧