第51回 作業療法士国家試験 午前 第31問
臨床医学第51回午前
第51回 作業療法士国家試験 午前 第31問(臨床医学)の正答は 2 です。アテトーゼ型脳性麻痺では、頸部の不随意運動や、緊張を伴う首の反り返り・ねじれが長年くり返される。
問題
成人期の二次障害として頸椎症性脊髄症を発症しやすい疾患はどれか。
- 1. 先天性多発性関節拘縮症
- 2. アテトーゼ型脳性麻痺 ✓
- 3. 痙直型脳性麻痺
- 4. 骨形成不全症
- 5. 分娩麻痺
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 41.7%参考値
12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — アテトーゼ型脳性麻痺
アテトーゼ型脳性麻痺では、頸部の不随意運動や、緊張を伴う首の反り返り・ねじれが長年くり返される。この機械的な負荷で頸椎の変性が早く進み、成人期に頸椎症性脊髄症を起こしやすい。上肢・下肢の機能が新たに低下してきたら、まずこれを疑う。
【各選択肢の解説】
1. 先天性多発性関節拘縮症
❌ 誤り。頸椎症性脊髄症を起こしやすい疾患として知られていない。正しくは、出生時から四肢の多数の関節に拘縮がある非進行性の疾患で、関節拘縮・変形への対応が中心になる。
❌ 誤り。頸椎症性脊髄症を起こしやすい疾患として知られていない。正しくは、出生時から四肢の多数の関節に拘縮がある非進行性の疾患で、関節拘縮・変形への対応が中心になる。
2. アテトーゼ型脳性麻痺
✅ 正しい(=正答)。頸部の不随意運動が絶えず頸椎に負担をかけ、比較的若い成人期から椎間板の変性・骨棘形成が進んで脊髄が圧迫される。二次障害として最も重要なものである。
✅ 正しい(=正答)。頸部の不随意運動が絶えず頸椎に負担をかけ、比較的若い成人期から椎間板の変性・骨棘形成が進んで脊髄が圧迫される。二次障害として最も重要なものである。
3. 痙直型脳性麻痺
❌ 誤り。頸部の不随意運動が少ないため、頸椎症性脊髄症の好発疾患とはされない。正しくは、痙直型の成人期の二次障害は、痙縮による拘縮・変形の進行(股関節脱臼・側弯など)が中心である。
❌ 誤り。頸部の不随意運動が少ないため、頸椎症性脊髄症の好発疾患とはされない。正しくは、痙直型の成人期の二次障害は、痙縮による拘縮・変形の進行(股関節脱臼・側弯など)が中心である。
4. 骨形成不全症
❌ 誤り。頸椎症性脊髄症の好発疾患ではない。正しくは、Ⅰ型コラーゲンの異常により骨がもろくなる疾患で、易骨折性・骨変形・青色強膜・難聴などが特徴である。
❌ 誤り。頸椎症性脊髄症の好発疾患ではない。正しくは、Ⅰ型コラーゲンの異常により骨がもろくなる疾患で、易骨折性・骨変形・青色強膜・難聴などが特徴である。
5. 分娩麻痺
❌ 誤り。脊髄ではなく末梢神経の障害である。正しくは、分娩時に腕神経叢が引き伸ばされて生じる上肢の麻痺で、上位型(Erb麻痺)が多い。
❌ 誤り。脊髄ではなく末梢神経の障害である。正しくは、分娩時に腕神経叢が引き伸ばされて生じる上肢の麻痺で、上位型(Erb麻痺)が多い。
【試験対策ポイント】
| 疾患 | 成人期・経過で問題になること |
|---|---|
| アテトーゼ型脳性麻痺 | 頸椎症性脊髄症(頸部の不随意運動による頸椎の変性) |
| 痙直型脳性麻痺 | 拘縮・変形(股関節脱臼・側弯) |
| 骨形成不全症 | 骨折のくり返し・骨変形 |
| 分娩麻痺 | 上肢の麻痺・拘縮(腕神経叢損傷) |
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