第51回 作業療法士国家試験 午前 第34問
作業療法治療学第51回午前
Hoehn & Yahr の重症度ステージⅢレベルの Parkinson 病への作業療法で適切なのはどれか。\n1. 車椅子操作\n2. ポータブルトイレの導入\n3. 音声入力によるパソコン操作\n4. 棒体操による頸部体幹伸展運動\n5. 机上での細かいビーズを用いた手芸
- 1. 車椅子操作
- 2. ポータブルトイレの導入
- 3. 音声入力によるパソコン操作
- 4. 棒体操による頸部体幹伸展運動 ✓
- 5. 机上での細かいビーズを用いた手芸
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 棒体操による頸部体幹伸展運動
Hoehn & Yahr ステージⅢは「軽度から中等度の障害があり、体のバランスが悪くなるが、日常生活は自立している」段階です。この段階では、姿勢異常(前傾姿勢)の予防と運動機能の維持が重要であり、体幹伸展運動は有効です。
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【各選択肢の解説】
1. 車椅子操作
❌ 誤り。ステージⅢは歩行が困難になる前の段階であり、まだ移動手段として歩行を活用すべき時期です。車椅子導入は早期です。
2. ポータブルトイレの導入
❌ 誤り。ステージⅲは排泄動作がまだ自立している段階です。ポータブルトイレ導入はステージが進行した後の検討対象です。
3. 音声入力によるパソコン操作
❌ 誤り。パーキンソン病はステージⅲでは上肢の巧緻性障害(不随意運動)は主症状ではなく、音声入力は過度な対応です。
4. 棒体操による頸部体幹伸展運動
✅ 正しい。パーキンソン病の特徴的な前傾姿勢を予防し、転倒リスクを減らすために体幹伸展運動は重要です。ステージⅢで運動機能維持のために最適です。
5. 机上での細かいビーズを用いた手芸
❌ 誤り。細かい作業は手指の振戦や動作緩慢を悪化させる可能性があり、ストレスになります。
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【試験対策ポイント】
• Hoehn & Yahr ステージⅲ:日常生活自立段階、予防的介入が重点
• パーキンソン病の体幹伸展運動:前傾姿勢改善、転倒予防に有効
• 福祉用具導入:ステージ進行に応じた段階的対応が原則