OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午前 第37問

作業療法評価学第51回午前

第51回 作業療法士国家試験 午前 第37問(作業療法評価学)の正答は 4 です。間隔尺度は、目盛りの間隔が等しく足し引きができるが、0が「量がない」ことを意味しない尺度である。

問題
間隔尺度を用いる評価法はどれか。
  1. 1. FIM
  2. 2. MMT
  3. 3. Rehab
  4. 4. ROM ✓
  5. 5. STEF

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — ROM

間隔尺度は、目盛りの間隔が等しく足し引きができるが、0が「量がない」ことを意味しない尺度である。ROMの角度は1°の間隔が等しく、0°は基本肢位として決めた基準にすぎない(伸展−10°のように負の値もある)ため、間隔尺度にあたる。


【各選択肢の解説】

1. FIM
❌ 誤り。FIMの得点は順序尺度である。正しくは、18項目を介助量に応じて1〜7点の7段階で採点し、段階の間の差は等しいとは限らない。
2. MMT
❌ 誤り。MMTは順序尺度である。正しくは、0〜5の6段階で筋力を判定するが、段階の間の筋力の差は等しくない(例:4と5の差は1と2の差よりはるかに大きい)。
3. Rehab
❌ 誤り。Rehab(精神科リハビリテーション行動評価尺度)は、病棟での行動を観察して評定する尺度で、得点は等間隔の量ではない。正しくは、行動の程度の順序を表す順序尺度として扱う。
4. ROM
✅ 正しい(=正答)。角度の目盛りは等間隔で、10°と20°の差と、50°と60°の差は同じ大きさである。一方、0°は「可動域がない」ことを意味しないため、比率(例:40°は20°の2倍動く)は意味をもたない。
5. STEF
❌ 誤り。STEFの得点は順序尺度である。正しくは、10種類の下位検査の所要時間を、時間の区分に応じた点数に換算して合計するため、点数の間隔は等しいとは限らない。

【試験対策ポイント】

尺度特徴例
名義尺度区別するだけ性別・血液型・診断名
順序尺度大小の順序のみMMT・FIM・STEFの得点
間隔尺度等間隔・0は基準点ROM(角度)・摂氏温度
比率尺度等間隔・0は「量がない」身長・体重・所要時間

見分ける問い=「0が『無い』を意味するか」。

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