第51回 作業療法士国家試験 午前 第45問
臨床心理学第51回午前
第51回 作業療法士国家試験 午前 第45問(臨床心理学)の正答は 1・5 です。「不老不死の薬を開発して人類を救うと突然わかった」という体験は、①内容が誇大(誇大妄想)であり、②「突然わかった」という直接的な確信の発生(妄想着想)に相当する。
問題
統合失調症患者が「自分は不老不死の薬を開発して人類を救うと突然わかった」と述べた。この症状はどれか。2つ選べ。
- 1. 誇大妄想 ✓
- 2. 作為体験
- 3. 妄想気分
- 4. 妄想知覚
- 5. 妄想着想 ✓
正答:1・5番
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解説
■ 正答:1番・5番(複数正答)
> ⚠️ この問題は1番と5番が正答として処理されています。
■ 正答:1番・5番 — 誇大妄想・妄想着想
「不老不死の薬を開発して人類を救うと突然わかった」という体験は、①内容が誇大(誇大妄想)であり、②「突然わかった」という直接的な確信の発生(妄想着想)に相当する。
【各選択肢の解説】
1. 誇大妄想
✅ 正しい。「人類を救う薬を開発できる」という根拠のない誇大な確信は誇大妄想に該当。
✅ 正しい。「人類を救う薬を開発できる」という根拠のない誇大な確信は誇大妄想に該当。
2. 作為体験(させられ体験)
❌ 誤り。作為体験は「外部の力によって自分の意思・行動・思考が操作される」体験。本症例は自らの確信として述べており、作為性はない。
❌ 誤り。作為体験は「外部の力によって自分の意思・行動・思考が操作される」体験。本症例は自らの確信として述べており、作為性はない。
3. 妄想気分
❌ 誤り。妄想気分は「何か重大なことが起きそうな漠然とした不気味な雰囲気」の前妄想的状態。具体的内容を持つ確信ではない。
❌ 誤り。妄想気分は「何か重大なことが起きそうな漠然とした不気味な雰囲気」の前妄想的状態。具体的内容を持つ確信ではない。
4. 妄想知覚
❌ 誤り。妄想知覚は「正常な知覚体験に対し突然妄想的意味づけがなされる」もの(例:信号が青になった→自分が救世主だとわかった)。知覚体験の記述がない。
❌ 誤り。妄想知覚は「正常な知覚体験に対し突然妄想的意味づけがなされる」もの(例:信号が青になった→自分が救世主だとわかった)。知覚体験の記述がない。
5. 妄想着想
✅ 正しい。「突然わかった」という形で、知覚や気分を経由せず直接妄想的確信が出現する体験が妄想着想。
✅ 正しい。「突然わかった」という形で、知覚や気分を経由せず直接妄想的確信が出現する体験が妄想着想。
【試験対策ポイント】
| 妄想の発生様式 | 内容 |
|---|---|
| 妄想着想 | 突然、知覚なしに妄想的確信が出現(「突然わかった」) |
| 妄想知覚 | 正常知覚に突然妄想的意味がつく(「青信号が→自分が選ばれた」) |
| 妄想気分 | 漠然とした不気味な気分・前妄想状態 |
| 作為体験 | 外力による操作感 |
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