OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午前 第48問

保健医療福祉第51回午前

第51回 作業療法士国家試験 午前 第48問(保健医療福祉)の正答は 2 です。医療観察法の審判では、裁判官1人と精神保健審判員(精神科医)1人の合議体が、入院・通院・この法律による医療を行わない、のいずれかを決める(心神喪失者等医療観察法)。

問題
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律で、精神保健審判員(必要な学識経験を有する医師)とともに処遇を決定する職はどれか。
  1. 1. 検察官
  2. 2. 裁判官 ✓
  3. 3. 都道府県知事
  4. 4. 保護観察所長
  5. 5. 精神保健福祉士

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 裁判官

医療観察法の審判では、裁判官1人と精神保健審判員(精神科医)1人の合議体が、入院・通院・この法律による医療を行わない、のいずれかを決める(心神喪失者等医療観察法)。法律の判断と医学の判断を2人で合わせる仕組みである。


【各選択肢の解説】

1. 検察官
❌ 誤り。検察官は処遇を決める側ではない。正しくは、対象者について地方裁判所に審判の申立てを行う立場である。
2. 裁判官
✅ 正しい。(=正答)地方裁判所の裁判官が、精神保健審判員と合議して処遇を決定する。法的な判断を裁判官、精神医学的な判断を審判員が担う。
3. 都道府県知事
❌ 誤り。正しくは、都道府県知事が入院を命じるのは精神保健福祉法の措置入院であり、医療観察法の処遇決定には加わらない。
4. 保護観察所長
❌ 誤り。正しくは、保護観察所は社会復帰調整官を置き、審判前の生活環境の調査、退院に向けた生活環境の調整、通院中の精神保健観察を担う。処遇を決める立場ではない。
5. 精神保健福祉士
❌ 誤り。精神保健福祉士は合議体の一員ではない。正しくは、精神保健福祉士などは精神保健参与員として審判に関わり、裁判所に意見を述べる。

【試験対策ポイント】

役割担う人・機関
申立て検察官
処遇の決定裁判官+精神保健審判員(医師)の合議体
意見を述べる精神保健参与員(精神保健福祉士など)
生活環境の調整・精神保健観察保護観察所(社会復帰調整官)
措置入院の決定都道府県知事(精神保健福祉法)

「決めるのは裁判官+医師、意見は参与員」で整理する。

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