OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午前 第55問

解剖学第51回午前

第51回 作業療法士国家試験 午前 第55問(解剖学)の正答は 4 です。痛覚・温度覚は外側脊髄視床路を上行する。

問題
痛覚の脊髄神経路で正しいのはどれか。
  1. 1. 薄束
  2. 2. 楔状束
  3. 3. 赤核脊髄路
  4. 4. 外側脊髄視床路 ✓
  5. 5. 外側皮質脊髄路

正答:4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 58.8%標準

34人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 外側脊髄視床路

痛覚・温度覚は外側脊髄視床路を上行する。後根から入った線維は後角でニューロンを換え、二次ニューロンが前白交連で交叉して反対側の側索を上行し、視床に至る。


【各選択肢の解説】

1. 薄束
❌ 誤り。正しくは、薄束は後索を上行する経路で、主に下半身の識別性触覚・振動覚・位置覚を伝え、延髄の薄束核でニューロンを換えた後に交叉する。
2. 楔状束
❌ 誤り。正しくは、楔状束も後索の経路で、主に上半身(上肢)の識別性触覚・振動覚・位置覚を伝える。
3. 赤核脊髄路
❌ 誤り。感覚を伝える上行路ではない。正しくは、赤核から出て中脳で交叉し脊髄へ下る下行路(運動路)で、主に屈筋の活動を促す。
4. 外側脊髄視床路
✅ 正しい。(=正答)痛覚・温度覚を伝える上行路である。脊髄に入って間もなく交叉するため、脊髄の片側が障害されると、障害側と反対側の痛覚・温度覚が障害される。
5. 外側皮質脊髄路
❌ 誤り。正しくは、大脳皮質から下る随意運動の下行路で、延髄の錐体交叉で交叉して側索を下行する。

【試験対策ポイント】

伝導路向き伝える情報交叉
後索(薄束・楔状束)上行識別性触覚・振動覚・位置覚延髄
外側脊髄視床路上行痛覚・温度覚脊髄(前白交連)
外側皮質脊髄路下行随意運動延髄(錐体交叉)
赤核脊髄路下行運動(屈筋の促通)中脳

脊髄半側の障害(Brown-Séquard症候群)では、痛覚・温度覚は反対側、深部感覚と運動は障害側に出る。

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