第51回 作業療法士国家試験 午前 第55問
解剖学第51回午前
痛覚の脊髄神経路で正しいのはどれか。\n1. 薄束\n2. 楔状束\n3. 赤核脊髄路\n4. 外側脊髄視床路\n5. 外側皮質脊髄路
- 1. 薄束
- 2. 楔状束
- 3. 赤核脊髄路
- 4. 外側脊髄視床路 ✓
- 5. 外側皮質脊髄路
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 外側脊髄視床路
痛覚は脊髄後角で中継され、反対側に交叉して脊髄の外側を上行する外側脊髄視床路(脊髄視床路)によって脳へ伝達されます。この経路が痛覚伝導の主要な神経路です。
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【各選択肢の解説】
1. 薄束
❌ 誤り。薄束は後索に属し、同側を上行して下肢の深部感覚(位置覚・振動覚)を伝導します。痛覚ではなく識別性触覚を担当します。
2. 楔状束
❌ 誤り。楔状束も後索に属し、同側を上行して上肢の深部感覚を伝導します。痛覚伝導経路ではありません。
3. 赤核脊髄路
❌ 誤り。赤核脊髄路は下行路であり、運動制御に関わります。痛覚の上行性伝導経路ではありません。
4. 外側脊髄視床路
✅ 正しい。脊髄後角で痛覚情報が中継された後、反対側に交叉して脊髄外側部を上行し、視床へ投射する主要な痛覚伝導経路です。
5. 外側皮質脊髄路
❌ 誤り。外側皮質脊髄路は下行の運動性神経路で、大脳皮質から脊髄への指令を伝えます。痛覚伝導ではなく運動制御を担当します。
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【試験対策ポイント】
・脊髄神経路:後索(薄束・楔状束)=深部感覚、脊髄視床路=痛覚・温覚
・痛覚は脊髄後角で交叉して対側を上行する
・下行路(皮質脊髄路・赤核脊髄路)は運動制御に関わる