第51回 作業療法士国家試験 午前 第72問
運動学第51回午前
第51回 作業療法士国家試験 午前 第72問(運動学)の正答は 2 です。内側縦アーチは、骨の並びに加えて靱帯・足底腱膜と、足底側へ回り込む筋の腱で支えられる。
問題
足部縦アーチの保持に関与する筋・靱帯で正しいのはどれか。
- 1. 虫様筋
- 2. 後脛骨筋 ✓
- 3. 前距腓靱帯
- 4. 短母指伸筋
- 5. 浅横中足靱帯
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 66.7%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 後脛骨筋
内側縦アーチは、骨の並びに加えて靱帯・足底腱膜と、足底側へ回り込む筋の腱で支えられる。後脛骨筋の腱は内果の後ろを通って舟状骨粗面などの足底側に付き、内側縦アーチを下から引き上げる。
【各選択肢の解説】
1. 虫様筋
❌ 誤り。足の虫様筋は長趾屈筋腱から起こる小さな筋で、縦アーチの主な支持筋ではない。正しくは、MTP関節の屈曲と趾節間関節の伸展に働く。
❌ 誤り。足の虫様筋は長趾屈筋腱から起こる小さな筋で、縦アーチの主な支持筋ではない。正しくは、MTP関節の屈曲と趾節間関節の伸展に働く。
2. 後脛骨筋(=正答)
✅ 正しい。後脛骨筋腱は舟状骨粗面・楔状骨・中足骨底など足底の内側に広く付き、内がえしとともに舟状骨を引き上げて内側縦アーチを保つ。この腱が機能しなくなると扁平足(成人期扁平足)になる。
✅ 正しい。後脛骨筋腱は舟状骨粗面・楔状骨・中足骨底など足底の内側に広く付き、内がえしとともに舟状骨を引き上げて内側縦アーチを保つ。この腱が機能しなくなると扁平足(成人期扁平足)になる。
3. 前距腓靱帯
❌ 誤り。前距腓靱帯は足関節の外側にある靱帯で、足のアーチとは関係しない。正しくは、腓骨の外果から距骨へ前方に走り、距骨の前方へのずれと内がえし(内反)を制動する。足関節の内がえし捻挫で最も損傷されやすい。
❌ 誤り。前距腓靱帯は足関節の外側にある靱帯で、足のアーチとは関係しない。正しくは、腓骨の外果から距骨へ前方に走り、距骨の前方へのずれと内がえし(内反)を制動する。足関節の内がえし捻挫で最も損傷されやすい。
4. 短母指伸筋
❌ 誤り。短母指伸筋は手の筋(前腕後面から母指基節骨底に付く)で、足部にはない。正しくは、母指のMP関節の伸展(と手関節の橈屈)に働く。なお足にある短母趾伸筋も足背の筋で、母趾の伸展に働き、足底側からアーチを支える位置にない。
❌ 誤り。短母指伸筋は手の筋(前腕後面から母指基節骨底に付く)で、足部にはない。正しくは、母指のMP関節の伸展(と手関節の橈屈)に働く。なお足にある短母趾伸筋も足背の筋で、母趾の伸展に働き、足底側からアーチを支える位置にない。
5. 浅横中足靱帯
❌ 誤り。浅横中足靱帯は趾の付け根の高さで横方向に走る靱帯で、縦方向の支持には関わらない。正しくは、前足部の横方向の構造で、縦アーチを支えるのは底側踵舟靱帯(スプリング靱帯)・長足底靱帯・足底腱膜などである。
❌ 誤り。浅横中足靱帯は趾の付け根の高さで横方向に走る靱帯で、縦方向の支持には関わらない。正しくは、前足部の横方向の構造で、縦アーチを支えるのは底側踵舟靱帯(スプリング靱帯)・長足底靱帯・足底腱膜などである。
【試験対策ポイント】
| 内側縦アーチの支持 | 主なもの |
|---|---|
| 靱帯・腱膜 | 底側踵舟靱帯(スプリング靱帯)・長足底靱帯・足底腱膜 |
| 筋 | 後脛骨筋・長腓骨筋・長母趾屈筋・長趾屈筋・母趾外転筋 |
- 前距腓靱帯=足関節外側の安定(内がえし捻挫)であり、アーチではない
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