第51回 作業療法士国家試験 午前 第73問
解剖学第51回午前
顔面の筋の作用で正しいのはどれか。\n1. 頬筋は頬壁を歯列に押し付ける。\n2. 大頬骨筋は下唇を下制する。\n3. オトガイ筋は口裂を閉じる。\n4. 口輪筋は口角を挙上する。\n5. 鼻根筋は鼻孔を広げる。
- 1. 頬筋は頬壁を歯列に押し付ける。 ✓
- 2. 大頬骨筋は下唇を下制する。
- 3. オトガイ筋は口裂を閉じる。
- 4. 口輪筋は口角を挙上する。
- 5. 鼻根筋は鼻孔を広げる。
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 頬筋は頬壁を歯列に押し付ける。
頬筋は頬壁を構成する筋で、収縮により頬を内側へ押し付けて歯列に密着させる作用があります。咀嚼時に食物を歯の間に保持する重要な機能を担っています。
---
【各選択肢の解説】
1. 頬筋は頬壁を歯列に押し付ける。
✅ 正しい。頬筋は頬壁の主要筋で、収縮により頬を内側に押し付けて咀嚼を補助します。
2. 大頬骨筋は下唇を下制する。
❌ 誤り。大頬骨筋は口角を挙上・外側に引く作用があります。下唇の下制はオトガイ筋下部線維が担当します。
3. オトガイ筋は口裂を閉じる。
❌ 誤り。オトガイ筋は下唇を上制・前突させます。口裂を閉じるのは口輪筋の主要な作用です。
4. 口輪筋は口角を挙上する。
❌ 誤り。口輪筋は口を閉じ、口裂を狭める作用があります。口角の挙上は大頬骨筋など他の筋が担当します。
5. 鼻根筋は鼻孔を広げる。
❌ 誤り。鼻根筋は眉を引き下げます。鼻孔を広げるのは鼻翼拡大筋(外側翼筋)です。
---
【試験対策ポイント】
• 頬筋:頬壁の押し付け、咀嚼補助
• 大頬骨筋・小頬骨筋:口角の挙上(表情筋)
• 口輪筋:口の開閉と口裂の狭小化