第51回 作業療法士国家試験 午前 第75問
病理学概論第51回午前
輸血時に移植片対宿主病が起こる可能性が最も高いのはどれか。\n1. 血小板濃厚液\n2. 新鮮血\n3. 新鮮冷凍血漿\n4. 赤血球濃厚液\n5. 保存血
- 1. 血小板濃厚液
- 2. 新鮮血 ✓
- 3. 新鮮冷凍血漿
- 4. 赤血球濃厚液
- 5. 保存血
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 新鮮血
新鮮血は採血直後の血液で、生きた白血球(特にリンパ球)が豊富に含まれているため、移植片対宿主病(GVHD)が発生する可能性が最も高い。保存血でも白血球が存在しますが、保存期間中に白血球が徐々に減少するため、新鮮血ほどのリスクではありません。
---
【各選択肢の解説】
1. 血小板濃厚液
❌ 誤り。血小板濃厚液には白血球が含まれていますが、単位数が少なく、GVHDのリスクは低い。
2. 新鮮血
✅ 正しい。採血直後で活性を持つリンパ球が最も多く含まれているため、GVHD発症のリスクが最高。
3. 新鮮冷凍血漿
❌ 誤り。血漿成分であり、細胞成分(白血球)を含まないためGVHDの原因にならない。
4. 赤血球濃厚液
❌ 誤り。赤血球濃厚液は白血球除去処理が行われることが多く、GVHDのリスクは低い。
5. 保存血
❌ 誤り。保存期間中に白血球が減少するため、新鮮血よりもGVHDリスクは低い。
---
【試験対策ポイント】
- GVHD発症のリスク因子:生きた同種異系白血球(特にリンパ球)の数が多いほど高い
- 新鮮血 > 保存血 > 濃厚液の順でリスクが高い
- 血漿製剤はGVHDの原因にならない(細胞成分なし)