OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午前 第82問

生理学第51回午前

第51回 作業療法士国家試験 午前 第82問(生理学)の正答は 4 です。長期臥床では骨に重力と筋収縮の負荷がかからなくなり、骨吸収が骨形成を上回る(廃用性骨萎縮)。

問題
長期の安静臥床によって上昇するのはどれか。
  1. 1. 免疫能
  2. 2. 耐糖能
  3. 3. 静脈還流量
  4. 4. 尿中カルシウム ✓
  5. 5. クレアチニン・クリアランス

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 25%難問

32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:4番 — 尿中カルシウム

長期臥床では骨に重力と筋収縮の負荷がかからなくなり、骨吸収が骨形成を上回る(廃用性骨萎縮)。骨から溶け出したカルシウムが尿へ出るため尿中カルシウムが増える。免疫能・耐糖能・静脈還流量は臥床で低下する側の指標である。


【各選択肢の解説】

1. 免疫能
❌ 誤り。正しくは、長期臥床では免疫能は低下し、肺炎・尿路感染などの感染症を起こしやすくなる。
2. 耐糖能
❌ 誤り。正しくは、筋活動が減ると骨格筋での糖の取り込みが減り、インスリン抵抗性が高まって耐糖能は低下する。
3. 静脈還流量
❌ 誤り。正しくは、長期臥床では循環血漿量が減り、下肢の筋ポンプも弱まるため静脈還流量は低下する。起立時にはこれが目立ち、起立性低血圧の原因になる。
4. 尿中カルシウム(=正答)
✅ 正しい。荷重がなくなると破骨細胞による骨吸収が進み、血中に出たカルシウムが尿中へ排泄されて高カルシウム尿症となる。尿路結石ができやすくなるのもこのためである。
5. クレアチニン・クリアランス
❌ 誤り。正しくは、クレアチニン・クリアランスは腎臓のろ過機能(糸球体ろ過量)の指標で、長期臥床による廃用症候群の変化として「上昇する」ものには挙げられない。臥床で上昇する検査値として押さえるのは尿中カルシウムである。

【試験対策ポイント】

長期臥床で上がる長期臥床で下がる
尿中カルシウム(骨吸収)・安静時心拍数筋力・骨量・最大酸素摂取量・循環血漿量・静脈還流量・耐糖能・免疫能

「上がる」ものは少ないので、尿中カルシウムと安静時心拍数を先に覚えると選びやすい。

📗 OTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、OT国試ノート「生理学」第1章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

OT国試ノート 頻出だけを、1冊に。 31科目・全130章/過去問12回分(第50〜61回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 運動学は無料 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
全科目セット 850円・買い切り / 31科目・全130章。運動学は無料で読めます。購入するとOTカコモンの広告も消えます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
作業療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | OTの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(身体障害・精神障害・発達障害・老年期)と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国20,364か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第51回 全問一覧

▶ 生理学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)