OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午前 第93問

臨床医学第51回午前

第51回 作業療法士国家試験 午前 第93問(臨床医学)の正答は 3 です。頸椎後縦靱帯骨化症(OPLL)は頸髄圧迫による脊髄症を呈し、上下肢の痙性麻痺・感覚障害・膀胱直腸障害(排尿困難・頻尿・尿失禁)が生じる。

問題
頸椎後縦靱帯骨化症の症候で正しいのはどれか。
  1. 1. 鉛管様固縮
  2. 2. 間欠性跛行
  3. 3. 膀胱直腸障害
  4. 4. 下肢腱反射消失
  5. 5. Wrightテスト陽性

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 膀胱直腸障害

頸椎後縦靱帯骨化症(OPLL)は頸髄圧迫による脊髄症を呈し、上下肢の痙性麻痺・感覚障害・膀胱直腸障害(排尿困難・頻尿・尿失禁)が生じる。


【各選択肢の解説】

1. 鉛管様固縮
❌ 誤り。鉛管様固縮はパーキンソン病の筋固縮。
2. 間欠性跛行
❌ 誤り。間欠性跛行は腰部脊柱管狭窄症(神経性)や末梢動脈疾患(血管性)で生じる。頸部OPLLでは生じにくい。
3. 膀胱直腸障害
✅ 正しい。頸髄圧迫では脊髄症として、上下肢麻痺・感覚障害に加え膀胱直腸障害が生じる。排尿障害(頻尿・尿意切迫・尿閉)は重要な症状。
4. 下肢腱反射消失
❌ 誤り。頸髄圧迫(上位運動ニューロン障害)では腱反射は亢進する。消失するのは下位運動ニューロン障害(末梢神経・前角)。
5. Wrightテスト陽性
❌ 誤り。Wrightテストは胸郭出口症候群の誘発テスト。OPLLとは無関係。

【試験対策ポイント】

頸髄症(OPLL・頸椎症性脊髄症)の症状:①手指の巧緻性障害、②痙性歩行、③膀胱直腸障害、④下肢腱反射亢進、⑤病的反射(Babinski等)。上位運動ニューロン障害の症状を覚える。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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