第51回 作業療法士国家試験 午前 第93問
臨床医学第51回午前
第51回 作業療法士国家試験 午前 第93問(臨床医学)の正答は 3 です。頸椎後縦靱帯骨化症では、骨化した靱帯が脊柱管を前方から狭めて頸髄を圧迫し、脊髄症を起こす。
問題
頸椎後縦靱帯骨化症の症候で正しいのはどれか。
- 1. 鉛管様固縮
- 2. 間欠性跛行
- 3. 膀胱直腸障害 ✓
- 4. 下肢腱反射消失
- 5. Wrightテスト陽性
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 33.3%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 膀胱直腸障害
頸椎後縦靱帯骨化症では、骨化した靱帯が脊柱管を前方から狭めて頸髄を圧迫し、脊髄症を起こす。脊髄の長い伝導路が障害されるため、手指の巧緻運動障害・痙性歩行・下肢腱反射亢進とともに膀胱直腸障害が現れる。
【各選択肢の解説】
1. 鉛管様固縮
❌ 誤り。正しくは、鉛管様固縮はParkinson病などの錐体外路障害でみられる、他動運動の全範囲で一様に抵抗がある筋緊張亢進である。脊髄症で出るのは痙縮である。
❌ 誤り。正しくは、鉛管様固縮はParkinson病などの錐体外路障害でみられる、他動運動の全範囲で一様に抵抗がある筋緊張亢進である。脊髄症で出るのは痙縮である。
2. 間欠性跛行
❌ 誤り。正しくは、間欠性跛行は主に腰部脊柱管狭窄症(神経性)と閉塞性動脈硬化症(血管性)の症状で、歩くと下肢の痛みやしびれが出て休むと回復する。
❌ 誤り。正しくは、間欠性跛行は主に腰部脊柱管狭窄症(神経性)と閉塞性動脈硬化症(血管性)の症状で、歩くと下肢の痛みやしびれが出て休むと回復する。
3. 膀胱直腸障害(=正答)
✅ 正しい。頸髄の圧迫で排尿・排便を制御する下行路が障害され、頻尿・残尿感・排尿困難などが生じる。脊髄症が進んだことを示す症状である。
✅ 正しい。頸髄の圧迫で排尿・排便を制御する下行路が障害され、頻尿・残尿感・排尿困難などが生じる。脊髄症が進んだことを示す症状である。
4. 下肢腱反射消失
❌ 誤り。正しくは、頸髄の圧迫は上位運動ニューロン障害なので、下肢の腱反射は亢進し、Babinski徴候などの病的反射が出る。
❌ 誤り。正しくは、頸髄の圧迫は上位運動ニューロン障害なので、下肢の腱反射は亢進し、Babinski徴候などの病的反射が出る。
5. Wrightテスト陽性
❌ 誤り。正しくは、Wrightテストは胸郭出口症候群(過外転症候群)の検査で、肩を外転・外旋位にすると橈骨動脈の拍動が弱まるかをみる。
❌ 誤り。正しくは、Wrightテストは胸郭出口症候群(過外転症候群)の検査で、肩を外転・外旋位にすると橈骨動脈の拍動が弱まるかをみる。
【試験対策ポイント】
| 頸髄症の所見 | 内容 |
|---|---|
| 上肢 | 手指のしびれ・巧緻運動障害(ボタンかけ・箸の操作) |
| 下肢 | 痙性歩行・腱反射亢進・病的反射 |
| 自律 | 膀胱直腸障害 |
「消失・弛緩」は下位運動ニューロン障害、「亢進・痙性」は上位運動ニューロン障害と分ける。
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