第51回 作業療法士国家試験 午前 第94問
臨床医学第51回午前
第51回 作業療法士国家試験 午前 第94問(臨床医学)の正答は 2 です。画像の左右は表示を必ず確かめる。
問題
突然の左不全片麻痺を呈して搬送された患者の発症後3時間の頭部MRIの拡散強調像(別冊No. 1)を別に示す。最も考えられるのはどれか。
- 1. 脳出血
- 2. 脳梗塞 ✓
- 3. 脳腫瘍
- 4. 脳動静脈瘻
- 5. くも膜下出血
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 53.3%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 脳梗塞
まず画像の左右を見る。画像には左下に「右」、右下に「左」と表示があり、画像の左側が患者の右側である。側脳室の外側、患者の右大脳半球の深部(基底核から内包の付近)に、周りより白く光る小さな高信号がある。拡散強調像では発症早期の虚血による細胞性浮腫が高信号になるため、突然の左片麻痺と発症3時間という経過と合わせて、右大脳深部の急性期脳梗塞と読む。
【各選択肢の解説】
1. 脳出血
❌ 誤り。正しくは、急性期の脳出血はCTで高吸収域として描出するのが基本で、MRIではT2*強調像などで評価する。発症3時間の拡散強調像の限局した高信号は虚血を示す所見である。
❌ 誤り。正しくは、急性期の脳出血はCTで高吸収域として描出するのが基本で、MRIではT2*強調像などで評価する。発症3時間の拡散強調像の限局した高信号は虚血を示す所見である。
2. 脳梗塞(=正答)
✅ 正しい。拡散強調像は、虚血で細胞内に水が移って水分子の動きが制限された部位を、発症後早期から高信号として示す。CTでは発症数時間の梗塞はとらえにくく、この時期の診断に最も有用である。
✅ 正しい。拡散強調像は、虚血で細胞内に水が移って水分子の動きが制限された部位を、発症後早期から高信号として示す。CTでは発症数時間の梗塞はとらえにくく、この時期の診断に最も有用である。
3. 脳腫瘍
❌ 誤り。正しくは、脳腫瘍は症状が数週から数か月かけて進むのが一般的で、突然の片麻痺で発症するという経過に合わない。
❌ 誤り。正しくは、脳腫瘍は症状が数週から数か月かけて進むのが一般的で、突然の片麻痺で発症するという経過に合わない。
4. 脳動静脈瘻
❌ 誤り。正しくは、脳動静脈瘻は動脈と静脈が異常につながる血管の病気で、出血や静脈うっ滞による症状で見つかる。発症早期の拡散強調像の限局した高信号は、その所見ではない。
❌ 誤り。正しくは、脳動静脈瘻は動脈と静脈が異常につながる血管の病気で、出血や静脈うっ滞による症状で見つかる。発症早期の拡散強調像の限局した高信号は、その所見ではない。
5. くも膜下出血
❌ 誤り。正しくは、くも膜下出血は突然の激しい頭痛で発症し、CTで脳底槽などのくも膜下腔に高吸収域がみられる。脳実質の限局した高信号ではない。
❌ 誤り。正しくは、くも膜下出血は突然の激しい頭痛で発症し、CTで脳底槽などのくも膜下腔に高吸収域がみられる。脳実質の限局した高信号ではない。
【試験対策ポイント】
| 疾患 | 早期の画像の基本 |
|---|---|
| 脳梗塞 | 拡散強調像で高信号(CTでは早期にとらえにくい) |
| 脳出血 | CTで高吸収域 |
| くも膜下出血 | CTでくも膜下腔に高吸収域 |
画像の左右は表示を必ず確かめる。本問は左片麻痺なので、病巣は対側の右大脳半球にある。
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