第51回 作業療法士国家試験 午後 第7問
作業療法治療学第51回午後
67歳の男性。Parkinson病、Hoehn & Yahrの重症度分類ステージⅢ。室内は伝い歩きで屋外は歩行車を用いているが、最近、体幹の前屈傾向がみられ時々つまずいて転倒する。この患者の住環境整備で適切でないのはどれか。\n1. 段差の解消\n2. 手すりの設置\n3. 引き戸の導入\n4. ベッドの導入\n5. 毛足の長いじゅうたんの設置
- 1. 段差の解消
- 2. 手すりの設置
- 3. 引き戸の導入
- 4. ベッドの導入
- 5. 毛足の長いじゅうたんの設置 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 毛足の長いじゅうたんの設置
パーキンソン病患者は姿勢反射障害により転倒リスクが高く、特に体幹前屈がみられる場合は躓きやすい状態です。毛足の長いじゅうたんは足を引っかける危険があり、転倒リスクを増加させるため不適切です。
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【各選択肢の解説】
1. 段差の解消
✅ 正しい。パーキンソン病患者は姿勢反射障害により躓きやすく、段差の解消は転倒予防に有効です。
2. 手すりの設置
✅ 正しい。姿勢反射障害による不安定性に対して、手すりは身体支持と心理的安定感を提供し転倒予防に効果的です。
3. 引き戸の導入
✅ 正しい。開き戸は両手操作が必要で、パーキンソン病患者の動作制御困難と転倒リスク増加につながるため、引き戸への変更は適切です。
4. ベッドの導入
✅ 正しい。床座位からの立ち上がりは、重力対抗運動が困難なパーキンソン病患者にとって転倒リスクが高いため、ベッド導入により安全性が向上します。
5. 毛足の長いじゅうたんの設置
❌ 誤り。毛足の長いじゅうたんは足が引っかかりやすく、既に躓きやすい患者の転倒リスクをさらに増加させるため不適切です。
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【試験対策ポイント】
• パーキンソン病の姿勢反射障害は転倒リスク最大要因
• 環境整備では「躓き・引っかかり・握持性」の3観点が重要
• 段差、毛足、開き戸などは転倒危険因子