第51回 作業療法士国家試験 午後 第20問
地域作業療法学第51回午後
28歳の男性。統合失調症。持続性の幻聴や被害妄想のため、21歳から入退院を繰り返していたが「働きたい」という本人の希望を尊重して、一般就労を目指して支援することになった。作業療法士を含めた多職種によって生活を支援する一方、地域障害者職業センターやハローワークと協力して、マッチングを図りながら24か月を限度に支援を行っている。この患者が受けている就労支援サービスはどれか。\n1. 就労移行支援\n2. 職場適応訓練\n3. リワーク支援\n4. 就労継続支援A型\n5. 就労継続支援B型
- 1. 就労移行支援 ✓
- 2. 職場適応訓練
- 3. リワーク支援
- 4. 就労継続支援A型
- 5. 就労継続支援B型
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 就労移行支援
本問は一般就労を目指す患者に対し、多職種による支援と地域障害者職業センター・ハローワークとの協力により24か月を限度に支援を行うサービスを問うています。この特徴は就労移行支援の定義と完全に一致します。
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【各選択肢の解説】
1. 就労移行支援
✅ 正しい。一般就労を目指す障害者に対し、最大24か月間の期限を設けて、生活支援・職業訓練・職場開拓・職場適応支援などを多職種で行うサービスです。本問の内容と完全に合致します。
2. 職場適応訓練
❌ 誤り。実際の職場での実習を通じて適応能力を高める短期的な訓練で、既に就職が決定している者が対象です。就職前のマッチング過程を含む本問とは異なります。
3. リワーク支援
❌ 誤り。精神疾患で休職中の労働者が職場復帰するためのプログラムであり、統合失調症で未就労の患者への支援とは異なります。
4. 就労継続支援A型
❌ 誤り。雇用契約に基づく就労で、最低賃金保障される福祉サービスです。一般企業就労を目指す段階とは異なり、福祉的就労が想定されています。
5. 就労継続支援B型
❌ 誤り。雇用契約を結ばない非雇用型の福祉的就労であり、一般就労を目指すプロセスではなく、継続的な就労の場を提供するサービスです。
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【試験対策ポイント】
• 就労移行支援:一般就労を目指す、24か月以内、多職種支援、職業センター・ハローワーク連携
• 就労継続支援A型・B型:福祉的就労(一般就労ではない)、期限がない継続的な場
• 職場適応訓練:就職決定後の短期実習型