OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午後 第21問

作業療法評価学第51回午後

第51回 作業療法士国家試験 午後 第21問(作業療法評価学)の正答は 1・4 です。参考可動域角度の数値を、運動方向ごとに正確に覚えているかを見る問題である。

問題
関節可動域測定の運動方向と参考可動域角度(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 肩関節水平伸展 ─── 30度 ✓
  2. 2. 肘関節屈曲 ─── 120度
  3. 3. 手関節伸展 ─── 50度
  4. 4. 股関節外旋 ─── 45度 ✓
  5. 5. 足関節屈曲 ─── 20度

正答:1・4番

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解説
■ 正答:1・4番 — 肩関節水平伸展 ─── 30度・股関節外旋 ─── 45度

参考可動域角度の数値を、運動方向ごとに正確に覚えているかを見る問題である。選択肢5は、足関節の屈曲(底屈)と伸展(背屈)の値を入れ替えた肢である。


【各選択肢の解説】

1. 肩関節水平伸展 ─── 30度
✅ 正しい。肩関節水平伸展の参考可動域は30度である(水平屈曲は135度)。前方へ大きく動く水平屈曲に比べ、後方への水平伸展は肩甲帯前面の組織に制限されて小さい。
2. 肘関節屈曲 ─── 120度
❌ 誤り。正しくは肘関節屈曲の参考可動域は145度(伸展は5度)である。
3. 手関節伸展 ─── 50度
❌ 誤り。正しくは手関節伸展(背屈)の参考可動域は70度である(屈曲=掌屈は90度)。
4. 股関節外旋 ─── 45度
✅ 正しい。股関節外旋の参考可動域は45度で、内旋も45度である。股関節の回旋は内旋・外旋とも同じ値なので、まとめて覚えられる。
5. 足関節屈曲 ─── 20度
❌ 誤り。正しくは足関節屈曲(底屈)の参考可動域は45度である。20度は伸展(背屈)の値で、屈曲と伸展を入れ替えた肢である。

【試験対策ポイント】

(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会 関節可動域表示ならびに測定法)

関節運動方向参考可動域
肩水平屈曲/水平伸展135度/30度
肘屈曲/伸展145度/5度
手屈曲(掌屈)/伸展(背屈)90度/70度
股外旋/内旋45度/45度
足屈曲(底屈)/伸展(背屈)45度/20度
  • 足関節は「底屈45・背屈20」。屈曲と伸展の値の入れ替えが定番のひっかけ
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