OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午後 第22問

作業療法評価学第51回午後

第51回 作業療法士国家試験 午後 第22問(作業療法評価学)の正答は 4・5 です。評価法を「何を測るか」で仕分ける問題である。

問題
QOLの評価法はどれか。2つ選べ。
  1. 1. CDR
  2. 2. FIM
  3. 3. Katz index
  4. 4. PGCモラールスケール ✓
  5. 5. SF-36 ✓

正答:4・5番

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解説
■ 正答:4・5番 — PGCモラールスケール・SF-36

評価法を「何を測るか」で仕分ける問題である。QOL(主観的な幸福感・健康関連QOL)を測るのはPGCモラールスケールとSF-36で、ほかは認知症の重症度やADLの評価である。


【各選択肢の解説】

1. CDR
❌ 誤り。正しくはCDR(Clinical Dementia Rating)は認知症の重症度を評価する尺度で、記憶・見当識・判断力と問題解決・社会適応・家庭状況と趣味・介護状況の6領域から重症度を判定する。
2. FIM
❌ 誤り。正しくはFIM(機能的自立度評価法)はADLの評価で、運動項目と認知項目について「実際にしているADL」の介助量を採点する。
3. Katz index
❌ 誤り。正しくはKatz indexは基本的ADLの自立度の評価で、入浴・更衣・トイレ・移乗・排泄の自制・食事の自立か依存かをみる。
4. PGCモラールスケール
✅ 正しい。高齢者の主観的幸福感(モラール)を測る尺度で、心理的動揺・老いに対する態度・孤独感や不満足感といった本人の受けとめ方を質問紙で答えてもらう。本人の主観を測るのでQOL評価に入る。
5. SF-36
✅ 正しい。健康関連QOLを測る包括的尺度で、身体機能・日常役割機能(身体)・体の痛み・全体的健康感・活力・社会生活機能・日常役割機能(精神)・心の健康の8つの下位尺度からなる。疾患を問わず使える自記式の質問紙である。

【試験対策ポイント】

評価法測るもの
CDR認知症の重症度
FIMADL(している能力・介助量)
Katz index基本的ADLの自立度
PGCモラールスケール高齢者の主観的幸福感(QOL)
SF-36健康関連QOL
  • ADLの評価(FIM・Katz index)は「できるか・しているか」、QOLの評価は「本人がどう感じているか」
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