第51回 作業療法士国家試験 午後 第24問
臨床医学第51回午後
多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。\n1. 男性に多い。\n2. 発症は50代に多い。\n3. 脱髄病変がみられる。\n4. 視力低下が出現する頻度が高い。\n5. 運動負荷に制限を設ける必要はない。
- 1. 男性に多い。
- 2. 発症は50代に多い。
- 3. 脱髄病変がみられる。 ✓
- 4. 視力低下が出現する頻度が高い。 ✓
- 5. 運動負荷に制限を設ける必要はない。
正答:3・4番
解説
■ 正答:3番、4番 — 脱髄病変がみられる / 視力低下が出現する頻度が高い
多発性硬化症(MS)は中枢神経系の脱髄疾患であり、視神経炎による視力低下は初発症状として頻度が高い特徴があります。
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【各選択肢の解説】
1. 男性に多い。
❌ 誤り。多発性硬化症は女性に2~3倍多く発症します。女性優位の疾患です。
2. 発症は50代に多い。
❌ 誤り。発症ピークは20~40代(特に30代)であり、若年成人に多い疾患です。50代は発症年齢としては遅い部類に入ります。
3. 脱髄病変がみられる。
✅ 正しい。多発性硬化症の病理学的特徴は中枢神経系における脱髄病変であり、MRI検査で白質病変として検出されます。
4. 視力低下が出現する頻度が高い。
✅ 正しい。視神経炎による視力低下は初発症状として20~50%の患者に認められ、多発性硬化症の特徴的な臨床症状です。
5. 運動負荷に制限を設ける必要はない。
❌ 誤り。多発性硬化症患者は熱に弱く、運動による体温上昇で症状が一時的に悪化する現象(Uhthoff現象)が起こるため、過度な運動負荷は制限が必要です。
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【試験対策ポイント】
• 多発性硬化症は女性優位(2~3倍)、20~40代発症
• 脱髄病変とUhthoff現象(熱感受性)が特徴
• 視神経炎による視力低下が初発症状として高頻度