OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午後 第29問

生理学第51回午後

第51回 作業療法士国家試験 午後 第29問(生理学)の正答は 2 です。加齢による嚥下機能の変化として、嚥下反射の誘発遅延は最も代表的な変化。

問題
加齢によって生じる嚥下機能の変化はどれか。
  1. 1. 咳反射の亢進
  2. 2. 嚥下反射の遅延
  3. 3. 喉頭位置の上昇
  4. 4. 唾液分泌量の増加
  5. 5. 咽頭通過時間の短縮

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 嚥下反射の遅延

加齢による嚥下機能の変化として、嚥下反射の誘発遅延は最も代表的な変化。口腔期〜咽頭期の移行タイミングが遅れ、誤嚥リスクが増大する。


【各選択肢の解説】

1. 咳反射の亢進
❌ 誤り。加齢では咳反射は低下(減弱)する。不顕性誤嚥が増加する原因の一つ。
2. 嚥下反射の遅延
✅ 正しい。加齢に伴い嚥下反射の誘発閾値が上昇し、反射潜時が延長する。咽頭相への移行が遅れ誤嚥リスクが増加。
3. 喉頭位置の上昇
❌ 誤り。加齢に伴い喉頭は下降する傾向がある(喉頭挙上不全も生じやすい)。
4. 唾液分泌量の増加
❌ 誤り。加齢では唾液分泌量は減少(口腔乾燥)し、食塊形成が困難になる。
5. 咽頭通過時間の短縮
❌ 誤り。加齢では咽頭通過時間は延長する(嚥下の遅延・筋力低下による)。

【試験対策ポイント】

嚥下問題ではどの相の障害かを明示することが重要。嚥下反射遅延は咽頭相の開始遅延に相当し、先行期〜口腔期の送り込みと咽頭期の開始のずれが誤嚥を引き起こす。加齢変化は「低下・遅延・延長」の方向で覚える。


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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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