OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午後 第31問

臨床医学第51回午後

第51回 作業療法士国家試験 午後 第31問(臨床医学)の正答は 5 です。強皮症(全身性硬化症)はRaynaud現象を高頻度に合併し、手指末梢の血行障害が著明となる。

問題
手指の血行障害による皮膚の潰瘍を合併しやすいのはどれか。
  1. 1. Guillain-Barré症候群
  2. 2. Sjögren症候群
  3. 3. Basedow病
  4. 4. Behçet病
  5. 5. 強皮症

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 強皮症

強皮症(全身性硬化症)はRaynaud現象を高頻度に合併し、手指末梢の血行障害が著明となる。指尖部の虚血性潰瘍・壊疽が生じることが特徴。


【各選択肢の解説】

1. Guillain-Barré症候群
❌ 末梢性脱髄疾患(運動麻痺・感覚障害)。血行障害による皮膚潰瘍は合併しない。
2. Sjögren症候群
❌ 外分泌腺の自己免疫炎症(口腔・眼乾燥)。血行障害性皮膚潰瘍は主症状でない(Raynaud合併はあるが強皮症ほどではない)。
3. Basedow病
❌ 甲状腺機能亢進症。皮膚潰瘍は合併しない。
4. Behçet病
❌ 皮膚潰瘍(口腔・外陰部の再発性アフタ性潰瘍)はみられるが、血行障害性ではない(炎症性)。
5. 強皮症
✅ 正しい。皮膚硬化+Raynaud現象が本症の特徴。手指の血行不全により指尖部に虚血性潰瘍を生じやすい。

【試験対策ポイント】

強皮症の手指症状:Raynaud現象→血行障害→指尖潰瘍・壊疽の流れを理解する。手指の硬化(sclerodactyly)・関節拘縮もOT介入の対象。スプリント・温熱療法・ADL指導が重要。


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