OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午後 第32問

臨床医学第51回午後

第51回 作業療法士国家試験 午後 第32問(臨床医学)の正答は 5 です。前交通動脈瘤の術後などで両側の前脳基底部が障害されると、健忘症候群(作話を伴うことが多い)が生じる。

問題
前交通動脈の動脈瘤塞栓術後に両側前脳基底部の梗塞で生じやすい症状はどれか。
  1. 1. 構成障害
  2. 2. 視覚失認
  3. 3. 相貌失認
  4. 4. 感覚性失語
  5. 5. 健忘症候群 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 18.8%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 健忘症候群

前交通動脈瘤の術後などで両側の前脳基底部が障害されると、健忘症候群(作話を伴うことが多い)が生じる。ほかの肢は頭頂葉・後頭葉・側頭葉の症状である。


【各選択肢の解説】

1. 構成障害
❌ 誤り。正しくは構成障害は主に頭頂葉の障害で生じる。
2. 視覚失認
❌ 誤り。正しくは視覚失認は後頭葉〜側頭葉下面(後頭側頭領域)の障害で生じる。
3. 相貌失認
❌ 誤り。正しくは相貌失認は右または両側の紡錘状回を中心とする後頭側頭領域の障害で生じる。
4. 感覚性失語
❌ 誤り。正しくは感覚性失語(Wernicke失語)は左上側頭回後部(Wernicke野)の障害で生じる。
5. 健忘症候群
✅ 正しい。前脳基底部(中隔核・Broca対角帯核・Meynert基底核)はアセチルコリンを使う神経の起始核で、海馬や大脳皮質へ投射して記憶を支えている。ここが両側で障害されると新しいことを覚えられない健忘が生じ、作話を伴いやすい。

【試験対策ポイント】

症状主な責任部位
健忘症候群海馬・乳頭体・視床・前脳基底部
構成障害頭頂葉
視覚失認後頭側頭領域
相貌失認右(または両側)紡錘状回
感覚性失語左上側頭回後部
  • 前交通動脈(瘤)→前脳基底部→健忘+作話
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