第51回 作業療法士国家試験 午後 第35問
地域作業療法学第51回午後
後期高齢者の介護予防事業で行った体力測定の結果の中で、転倒リスクが高いと解釈されるのはどれか。\n1. 握力:35 kg\n2. 10 m 歩行時間:7 秒\n3. 開眼片脚立ち持続時間:25 秒\n4. ファンクショナルリーチ:40 cm\n5. Timed Up and Go Test〈TUG〉:20 秒
- 1. 握力:35 kg
- 2. 10 m 歩行時間:7 秒
- 3. 開眼片脚立ち持続時間:25 秒
- 4. ファンクショナルリーチ:40 cm
- 5. Timed Up and Go Test〈TUG〉:20 秒 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — Timed Up and Go Test〈TUG〉:20秒
TUGは20秒以上で転倒リスクが高いとされています。後期高齢者における転倒リスク評価では、TUGの延長が最も信頼できる指標であり、他の項目は正常範囲内です。
---
【各選択肢の解説】
1. 握力:35 kg
❌ 誤り。後期高齢者女性の正常範囲は約20~25 kg程度が目安であり、35 kgは十分な握力があると解釈されます。
2. 10 m歩行時間:7秒
❌ 誤り。後期高齢者における正常な10 m歩行時間は8秒以上が目安とされており、7秒は比較的速く、転倒リスクは低いと判定されます。
3. 開眼片脚立ち持続時間:25秒
❌ 誤り。後期高齢者の正常範囲は約15秒以上であり、25秒は良好な静的バランス機能を示しています。
4. ファンクショナルリーチ:40 cm
❌ 誤り。後期高齢者における転倒リスク判定は25 cm以下が目安とされており、40 cmは正常範囲です。
5. Timed Up and Go Test〈TUG〉:20秒
✅ 正しい。TUGは20秒以上で転倒リスク高と判定されます。椅子から立ち上がり、3 m歩行して戻る検査で、移動能力と転倒リスクの関連性が高い指標です。
---
【試験対策ポイント】
• TUG≧20秒で転倒リスク高
• ファンクショナルリーチ≤25 cm で転倒リスク高
• 10 m歩行時間≧8秒で転倒リスク高