OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午後 第34問

臨床医学第51回午後

第51回 作業療法士国家試験 午後 第34問(臨床医学)の正答は 4 です。廃用症候群は、安静臥床や不動によって二次的に生じる心身の機能低下である。

問題
廃用症候群が原因となるのはどれか。
  1. 1. 脳梗塞
  2. 2. 糖尿病
  3. 3. 心筋梗塞
  4. 4. 沈下性肺炎 ✓
  5. 5. 閉塞性動脈硬化症

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 沈下性肺炎

廃用症候群は、安静臥床や不動によって二次的に生じる心身の機能低下である。肺炎のうち沈下性肺炎は臥床が続くことで起こる。ほかの肢は動脈硬化や代謝異常が原因の疾患である。


【各選択肢の解説】

1. 脳梗塞
❌ 誤り。正しくは脳梗塞は動脈硬化や心原性塞栓(心房細動など)が原因で、危険因子は高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙などである。
2. 糖尿病
❌ 誤り。正しくは糖尿病はインスリンの分泌低下やインスリン抵抗性による慢性の高血糖である。運動不足は2型糖尿病の危険因子の1つだが、臥床による廃用症候群の症状として挙げられるものではない。
3. 心筋梗塞
❌ 誤り。正しくは心筋梗塞は冠動脈の動脈硬化に生じた血栓などによる閉塞が原因である。
4. 沈下性肺炎
✅ 正しい。臥床が続くと、重力で気道の分泌物が背側の肺の下部にたまり、咳も弱くなって排出できない。そこに感染が起こって肺炎になる。体位変換や離床で防ぐ。
5. 閉塞性動脈硬化症
❌ 誤り。正しくは閉塞性動脈硬化症は下肢の動脈の動脈硬化による狭窄・閉塞が原因で、間欠性跛行などを生じる。

【試験対策ポイント】

系統廃用症候群で起こること
呼吸器沈下性肺炎
循環器起立性低血圧・深部静脈血栓症・心肺機能の低下
運動器筋萎縮・関節拘縮・骨萎縮
皮膚褥瘡
精神抑うつ・意欲低下
  • 脳梗塞・心筋梗塞・閉塞性動脈硬化症は動脈硬化の疾患であり、廃用の結果ではない
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