第51回 作業療法士国家試験 午後 第38問
作業療法管理学第51回午後
第51回 作業療法士国家試験 午後 第38問(作業療法管理学)の正答は 5 です。標準予防策は、すべての患者の血液・体液・排泄物などを感染の可能性があるものとして扱う考え方で、その中心は手指衛生である。
問題
作業療法における標準感染予防策として適切なのはどれか。
- 1. 手洗い後は共用の布タオルで水気を取る。
- 2. 外気が入らないように部屋を閉めきる。
- 3. 手は水に5〜10秒程度浸して洗う。
- 4. 部屋は40〜50%の湿度を保つ。
- 5. 患者に触れる前後に手を洗う。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 患者に触れる前後に手を洗う。
標準予防策は、すべての患者の血液・体液・排泄物などを感染の可能性があるものとして扱う考え方で、その中心は手指衛生である。患者に触れる前後の手指衛生はその基本にあたる。
【各選択肢の解説】
1. 手洗い後は共用の布タオルで水気を取る。
❌ 誤り。正しくは使い捨てのペーパータオルで拭く。共用の布タオルは湿って微生物が増え、洗った手を再び汚染する。
❌ 誤り。正しくは使い捨てのペーパータオルで拭く。共用の布タオルは湿って微生物が増え、洗った手を再び汚染する。
2. 外気が入らないように部屋を閉めきる。
❌ 誤り。正しくは適切に換気する。閉めきると空気中の病原体の濃度が下がらない。
❌ 誤り。正しくは適切に換気する。閉めきると空気中の病原体の濃度が下がらない。
3. 手は水に5〜10秒程度浸して洗う。
❌ 誤り。正しくは石けんと流水で、手のひら・甲・指の間・指先・親指・手首までこすり洗いする(WHO 手指衛生ガイドライン 2009 では40〜60秒)。水に浸すだけでは汚れも微生物も落ちない。
❌ 誤り。正しくは石けんと流水で、手のひら・甲・指の間・指先・親指・手首までこすり洗いする(WHO 手指衛生ガイドライン 2009 では40〜60秒)。水に浸すだけでは汚れも微生物も落ちない。
4. 部屋は40〜50%の湿度を保つ。
❌ 誤り。正しくは湿度管理は標準予防策の項目に含まれない。標準予防策は手指衛生・個人防護具の使用・咳エチケット・環境の清掃・使用器材の処理などで構成される(CDC 隔離予防策ガイドライン 2007)。
❌ 誤り。正しくは湿度管理は標準予防策の項目に含まれない。標準予防策は手指衛生・個人防護具の使用・咳エチケット・環境の清掃・使用器材の処理などで構成される(CDC 隔離予防策ガイドライン 2007)。
5. 患者に触れる前後に手を洗う。
✅ 正しい。手は病原体を患者から患者へ運ぶ主な経路なので、接触の前(患者を守る)と後(自分と環境を守る)の両方で手指衛生を行う。
✅ 正しい。手は病原体を患者から患者へ運ぶ主な経路なので、接触の前(患者を守る)と後(自分と環境を守る)の両方で手指衛生を行う。
【試験対策ポイント】
(WHO 手指衛生ガイドライン 2009)手指衛生の5つのタイミング
1. 患者に触れる前
2. 清潔・無菌操作の前
3. 体液に曝露された可能性のある後
4. 患者に触れた後
5. 患者周辺の物品に触れた後
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