第51回 作業療法士国家試験 午後 第39問
作業療法評価学第51回午後
第51回 作業療法士国家試験 午後 第39問(作業療法評価学)の正答は 5 です。尺度の性質によって使える代表値と検定が決まる。
問題
評価尺度について正しいのはどれか。
- 1. 妥当性の検討法の1つとして再検査法がある。
- 2. 信頼性の検討には他の標準的尺度との相関関係をみる。
- 3. 名義尺度で用いられる代表値に中央値がある。
- 4. 順序尺度で用いられる代表値に平均値がある。
- 5. 間隔尺度で測定された2群の平均値の差の検定法にt検定がある。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 間隔尺度で測定された2群の平均値の差の検定法にt検定がある。
尺度の性質によって使える代表値と検定が決まる。あわせて信頼性(何度測っても同じ結果か)と妥当性(測りたいものを測れているか)の検討法の取り違えを見る問題である。
【各選択肢の解説】
1. 妥当性の検討法の1つとして再検査法がある。
❌ 誤り。正しくは再検査法は信頼性の検討法である。同じ対象に時間をおいて再び測り、結果が一致するかをみる。
❌ 誤り。正しくは再検査法は信頼性の検討法である。同じ対象に時間をおいて再び測り、結果が一致するかをみる。
2. 信頼性の検討には他の標準的尺度との相関関係をみる。
❌ 誤り。正しくは他の標準的な尺度との相関をみるのは基準関連妥当性の検討である。信頼性は再検査法・検者間の一致・内的整合性(Cronbachのα係数)などで検討する。
❌ 誤り。正しくは他の標準的な尺度との相関をみるのは基準関連妥当性の検討である。信頼性は再検査法・検者間の一致・内的整合性(Cronbachのα係数)などで検討する。
3. 名義尺度で用いられる代表値に中央値がある。
❌ 誤り。正しくは名義尺度は分類だけで順序がないので、代表値は最頻値である。中央値は順序尺度以上で使う。
❌ 誤り。正しくは名義尺度は分類だけで順序がないので、代表値は最頻値である。中央値は順序尺度以上で使う。
4. 順序尺度で用いられる代表値に平均値がある。
❌ 誤り。正しくは順序尺度は順位の間隔が等しくないので、代表値は中央値(または最頻値)である。平均値は間隔尺度以上で使う。
❌ 誤り。正しくは順序尺度は順位の間隔が等しくないので、代表値は中央値(または最頻値)である。平均値は間隔尺度以上で使う。
5. 間隔尺度で測定された2群の平均値の差の検定法にt検定がある。
✅ 正しい。間隔尺度は値の間隔が等しいので平均値を計算でき、データが正規分布に従うとき、2群の平均値の差はt検定で検定する。
✅ 正しい。間隔尺度は値の間隔が等しいので平均値を計算でき、データが正規分布に従うとき、2群の平均値の差はt検定で検定する。
【試験対策ポイント】
| 尺度 | 性質 | 代表値 | 2群の比較の例 |
|---|---|---|---|
| 名義尺度 | 分類のみ | 最頻値 | χ²検定 |
| 順序尺度 | 順序あり | 中央値 | Mann-WhitneyのU検定 |
| 間隔尺度 | 等間隔(0に絶対的な意味なし) | 平均値 | t検定 |
| 比率尺度 | 等間隔+絶対的な0 | 平均値 | t検定 |
- 信頼性=再検査法・検者間一致・α係数/妥当性=内容的・基準関連・構成概念
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