第51回 作業療法士国家試験 午後 第40問
臨床医学第51回午後
てんかんについて正しいのはどれか。\n1. 単純部分発作では意識障害を伴う。\n2. 複雑部分発作では自動症がみられる。\n3. 高齢になるとてんかんの発症率は低下する。\n4. 症候性てんかんは特発性てんかんに比べ予後が良い。\n5. 認知症をきたす変性疾患がてんかんの原因となることはない。
- 1. 単純部分発作では意識障害を伴う。
- 2. 複雑部分発作では自動症がみられる。 ✓
- 3. 高齢になるとてんかんの発症率は低下する。
- 4. 症候性てんかんは特発性てんかんに比べ予後が良い。
- 5. 認知症をきたす変性疾患がてんかんの原因となることはない。
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 複雑部分発作では自動症がみられる。
複雑部分発作は側頭葉起始のてんかん発作で、意識障害を伴い、その際に口をもぐもぐさせる、手をいじるなどの目的のない反復運動である自動症が特徴的にみられます。
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【各選択肢の解説】
1. 単純部分発作では意識障害を伴う。
❌ 誤り。単純部分発作は意識が保たれたまま運動症状や感覚症状がみられる発作です。意識障害を伴うのは複雑部分発作です。
2. 複雑部分発作では自動症がみられる。
✅ 正しい。複雑部分発作では意識障害を伴い、その間に自動症(口をもぐもぐ、手をいじるなど)が見られることが特徴です。
3. 高齢になるとてんかんの発症率は低下する。
❌ 誤り。むしろ高齢になるとてんかんの発症率は上昇します。脳卒中や認知症など加齢に伴う脳疾患がてんかんの原因となるためです。
4. 症候性てんかんは特発性てんかんに比べ予後が良い。
❌ 誤り。症候性てんかんは明確な脳病変を有するため、特発性てんかんよりも予後が悪いです。
5. 認知症をきたす変性疾患がてんかんの原因となることはない。
❌ 誤り。アルツハイマー病などの変性疾患はてんかん発症の原因となります。
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【試験対策ポイント】
- 単純部分発作は「意識保持」、複雑部分発作は「意識障害を伴う」
- 複雑部分発作の自動症は典型症状(口咀嚼、手弄ぶ、着衣の操作など)
- 高齢発症てんかんは脳卒中・認知症が主な原因