第51回 作業療法士国家試験 午後 第44問
作業療法治療学第51回午後
第51回 作業療法士国家試験 午後 第44問(作業療法治療学)の正答は 5 です。認知症では新しいことを覚えるのが難しく、昔から身についた手続きは比較的保たれる。
問題
認知症患者のケアにおける環境調整で適切でないのはどれか。
- 1. 見守りがしやすい環境を整える。
- 2. 居室のプライバシーを確保する。
- 3. 自室の場所を分かりやすく掲示する。
- 4. 親しみやすい家庭的な環境作りをする。
- 5. 生活の道具を新しいものに入れ替える。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 85.7%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 生活の道具を新しいものに入れ替える。
認知症では新しいことを覚えるのが難しく、昔から身についた手続きは比較的保たれる。そのため環境調整は「なじみ」を残すのが原則で、道具を新しくすると使い方が分からなくなり、混乱や不安を招く。
【各選択肢の解説】
1. 見守りがしやすい環境を整える。
✅ 適切。転倒や徘徊(ひとり歩き)による事故を防ぐため、職員の目が届きやすい配置にする。
✅ 適切。転倒や徘徊(ひとり歩き)による事故を防ぐため、職員の目が届きやすい配置にする。
2. 居室のプライバシーを確保する。
✅ 適切。一人の人としての尊厳を守り、落ち着ける自分の空間を保つことは安心感につながる。
✅ 適切。一人の人としての尊厳を守り、落ち着ける自分の空間を保つことは安心感につながる。
3. 自室の場所を分かりやすく掲示する。
✅ 適切。見当識障害で自室が分からなくなるため、名札・写真・目印など目で見て分かる手がかりを置く。
✅ 適切。見当識障害で自室が分からなくなるため、名札・写真・目印など目で見て分かる手がかりを置く。
4. 親しみやすい家庭的な環境作りをする。
✅ 適切。家庭的でなじみのある雰囲気は不安を和らげ、行動・心理症状(BPSD)の軽減に役立つ。
✅ 適切。家庭的でなじみのある雰囲気は不安を和らげ、行動・心理症状(BPSD)の軽減に役立つ。
5. 生活の道具を新しいものに入れ替える。(=正答)
❌ 適切でない。新しい道具は操作を新たに覚える必要があり、認知症の人には難しい。正しくは、本人が長く使い慣れた道具や家具をそのまま使えるようにする。
❌ 適切でない。新しい道具は操作を新たに覚える必要があり、認知症の人には難しい。正しくは、本人が長く使い慣れた道具や家具をそのまま使えるようにする。
【試験対策ポイント】
認知症の環境調整の原則
- なじみを残す(使い慣れた道具・家具・写真)
- 分かりやすくする(目印・表示・動線の単純化)
- 安全を守る(見守りやすさ)
- 尊厳を守る(プライバシー)
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