第51回 作業療法士国家試験 午後 第69問
運動学第51回午後
第51回 作業療法士国家試験 午後 第69問(運動学)の正答は 5 です。外転方向の挙上は、肩甲上腕関節の外転(三角筋・棘上筋)と肩甲骨の上方回旋(僧帽筋・前鋸筋)の組み合わせで起こる。
問題
肩関節外転方向で上肢を挙上するとき最も関与が少ない筋はどれか。
- 1. 棘上筋
- 2. 三角筋
- 3. 前鋸筋
- 4. 僧帽筋
- 5. 肩甲挙筋 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 50%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 肩甲挙筋
外転方向の挙上は、肩甲上腕関節の外転(三角筋・棘上筋)と肩甲骨の上方回旋(僧帽筋・前鋸筋)の組み合わせで起こる。肩甲挙筋は肩甲骨を挙上・下方回旋させる筋で、上方回旋の働きを持たないため関与が最も少ない。
【各選択肢の解説】
1. 棘上筋
❌ 誤り(関与は大きい)。正しくは、棘上筋は外転の初めから三角筋と協働して上腕骨頭を関節窩に引きつけ、外転を起こす回旋筋腱板の筋。
❌ 誤り(関与は大きい)。正しくは、棘上筋は外転の初めから三角筋と協働して上腕骨頭を関節窩に引きつけ、外転を起こす回旋筋腱板の筋。
2. 三角筋
❌ 誤り(関与は大きい)。正しくは、三角筋(特に中部線維)は肩関節外転の主動作筋。
❌ 誤り(関与は大きい)。正しくは、三角筋(特に中部線維)は肩関節外転の主動作筋。
3. 前鋸筋
❌ 誤り(関与は大きい)。正しくは、前鋸筋は肩甲骨を上方回旋させ胸郭に押しつける筋で、これが働かないと上肢を高く挙げられない(長胸神経麻痺での翼状肩甲)。
❌ 誤り(関与は大きい)。正しくは、前鋸筋は肩甲骨を上方回旋させ胸郭に押しつける筋で、これが働かないと上肢を高く挙げられない(長胸神経麻痺での翼状肩甲)。
4. 僧帽筋
❌ 誤り(関与は大きい)。正しくは、僧帽筋の上部線維と下部線維は前鋸筋と組んで肩甲骨を上方回旋させる。
❌ 誤り(関与は大きい)。正しくは、僧帽筋の上部線維と下部線維は前鋸筋と組んで肩甲骨を上方回旋させる。
5. 肩甲挙筋
✅ 正しい(=正答)。肩甲挙筋は肩甲骨の内側角に付き、肩甲骨を挙上し下方回旋させる。外転挙上で必要な上方回旋とは逆向きの作用なので、関与は最も少ない。
✅ 正しい(=正答)。肩甲挙筋は肩甲骨の内側角に付き、肩甲骨を挙上し下方回旋させる。外転挙上で必要な上方回旋とは逆向きの作用なので、関与は最も少ない。
【試験対策ポイント】
| 肩甲骨の動き | 主な筋 |
|---|---|
| 上方回旋 | 僧帽筋(上部・下部)・前鋸筋 |
| 下方回旋 | 肩甲挙筋・菱形筋・小胸筋 |
| 挙上 | 僧帽筋上部・肩甲挙筋・菱形筋 |
「肩甲挙筋=挙上だが下方回旋」がひっかけの種。挙上という名前でも、上肢挙上で必要な上方回旋の筋ではない。
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