第51回 作業療法士国家試験 午後 第87問
臨床医学第51回午後
CRPS〈複合性局所疼痛症候群〉に関連するのはどれか。\n1. Dupuytren拘縮\n2. Volkmann拘縮\n3. Sudeck骨萎縮\n4. 無腐性壊死\n5. 異所性骨化
- 1. Dupuytren拘縮
- 2. Volkmann拘縮
- 3. Sudeck骨萎縮 ✓
- 4. 無腐性壊死
- 5. 異所性骨化
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — Sudeck骨萎縮
Sudeck骨萎縮はCRPS(複合性局所疼痛症候群)に伴う典型的な骨変化であり、X線上で斑状の骨萎縮像として認められます。CRPSの病態には神経血管系の異常が関与し、局所の骨代謝異常から骨萎縮が生じます。
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【各選択肢の解説】
1. Dupuytren拘縮
❌ 誤り。手掌腱膜の線維化による拘縮で、遺伝的素因や繰り返す外傷が原因であり、CRPSとの関連性は低いです。
2. Volkmann拘縮
❌ 誤り。前腕コンパートメント症候群による虚血性筋壊死が原因で、主に急性期の圧迫や循環不全に起因し、CRPSの直接的関連はありません。
3. Sudeck骨萎縮
✅ 正しい。CRPSに伴う局所の血流異常と骨代謝異常により、X線上で斑状の骨萎縮が認められ、CRPSの診断的所見の一つです。
4. 無腐性壊死
❌ 誤り。骨頭への血流途絶による壊死で、ステロイド使用や放射線照射などが原因であり、CRPSとの直接的因果関係はありません。
5. 異所性骨化
❌ 誤り。軟部組織への骨形成で、脳損傷や多発外傷が主原因であり、CRPSの典型的症状ではありません。
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【試験対策ポイント】
• Sudeck骨萎縮:CRPSの重要な画像所見、X線で斑状骨萎縮
• CRPS診断基準:疼痛、浮腫、皮膚色温度変化、骨萎縮
• 神経血管系異常:CRPSの発症メカニズムの中心