第51回 作業療法士国家試験 午後 第91問
臨床医学第51回午後
第51回 作業療法士国家試験 午後 第91問(臨床医学)の正答は 1 です。房室結節を栄養する房室結節枝は多くの人で右冠動脈から出るため、右冠動脈閉塞(下壁梗塞)では房室ブロックや徐脈が起こりやすい。
問題
急性心筋梗塞で左冠動脈閉塞に比べて右冠動脈閉塞に特徴的なのはどれか。
- 1. 房室伝導ブロック ✓
- 2. 心原性ショック
- 3. 心室中隔穿孔
- 4. 心室性頻拍
- 5. 肺うっ血
正答:1番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 57.9%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 房室伝導ブロック
房室結節を栄養する房室結節枝は多くの人で右冠動脈から出るため、右冠動脈閉塞(下壁梗塞)では房室ブロックや徐脈が起こりやすい。左冠動脈閉塞は左室の広い範囲を障害し、ポンプ機能低下による合併症が中心になる。
【各選択肢の解説】
1. 房室伝導ブロック
✅ 正しい。房室結節枝は多くの場合右冠動脈から出るため、右冠動脈閉塞で房室結節が虚血になり房室ブロックが起こる。下壁梗塞の房室ブロックは一過性のことが多い。
✅ 正しい。房室結節枝は多くの場合右冠動脈から出るため、右冠動脈閉塞で房室結節が虚血になり房室ブロックが起こる。下壁梗塞の房室ブロックは一過性のことが多い。
2. 心原性ショック
❌ 誤り。正しくは、左室心筋の広い範囲が失われる広範な前壁梗塞(左前下行枝閉塞)で起こりやすい合併症で、右冠動脈閉塞に特徴的ではない。
❌ 誤り。正しくは、左室心筋の広い範囲が失われる広範な前壁梗塞(左前下行枝閉塞)で起こりやすい合併症で、右冠動脈閉塞に特徴的ではない。
3. 心室中隔穿孔
❌ 誤り。正しくは、発症後数日以内に起こる機械的合併症で、心室中隔を栄養する左前下行枝の閉塞(前壁中隔梗塞)で多い。右冠動脈に特徴的とは言えない。
❌ 誤り。正しくは、発症後数日以内に起こる機械的合併症で、心室中隔を栄養する左前下行枝の閉塞(前壁中隔梗塞)で多い。右冠動脈に特徴的とは言えない。
4. 心室性頻拍
❌ 誤り。正しくは、心室性頻拍・心室細動は梗塞の部位を問わず急性期に起こりうる致死性不整脈で、右冠動脈閉塞に特徴的ではない。
❌ 誤り。正しくは、心室性頻拍・心室細動は梗塞の部位を問わず急性期に起こりうる致死性不整脈で、右冠動脈閉塞に特徴的ではない。
5. 肺うっ血
❌ 誤り。正しくは、左室の収縮力が落ちて左房・肺静脈に血液がうっ滞する左心不全の所見で、広範な左室梗塞(左冠動脈閉塞)で起こりやすい。
❌ 誤り。正しくは、左室の収縮力が落ちて左房・肺静脈に血液がうっ滞する左心不全の所見で、広範な左室梗塞(左冠動脈閉塞)で起こりやすい。
【試験対策ポイント】
| 閉塞血管 | 主な梗塞部位 | 起こりやすいこと |
|---|---|---|
| 右冠動脈 | 下壁(右室) | 房室ブロック・徐脈 |
| 左前下行枝 | 前壁・心室中隔 | 心原性ショック・肺うっ血・心室中隔穿孔 |
房室結節への血流(房室結節枝)の多くが右冠動脈から来る、が見分けの軸。
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