第51回 作業療法士国家試験 午後 第95問
臨床医学第51回午後
第51回 作業療法士国家試験 午後 第95問(臨床医学)の正答は 2 です。矢印は右胸腔の背側(仰臥位で重力のかかる側)にある、胸壁に沿った均一な灰色の領域を指している。
問題
胸部CT(別冊No. 3)を別に示す。矢印の所見はどれか。
- 1. 肺炎
- 2. 胸水 ✓
- 3. 肺癌
- 4. 肺塞栓
- 5. 心嚢液貯留
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 70%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 胸水
矢印は右胸腔の背側(仰臥位で重力のかかる側)にある、胸壁に沿った均一な灰色の領域を指している。上縁はなだらかで、肺の中ではなく肺の外側(胸腔)に液体がたまった形であり、胸水と読む。
【各選択肢の解説】
1. 肺炎
❌ 誤り。正しくは、肺炎は肺の内部(肺実質)の浸潤影・すりガラス影として写り、胸壁に沿って背側にたまる形にはならない。
❌ 誤り。正しくは、肺炎は肺の内部(肺実質)の浸潤影・すりガラス影として写り、胸壁に沿って背側にたまる形にはならない。
2. 胸水
✅ 正しい。液体は重力で低い方へ移動するため、仰臥位で撮影したCTでは背側の胸壁に沿ってたまる。濃度が均一で、骨のように白くも空気のように黒くもないことが液体の所見に合う。
✅ 正しい。液体は重力で低い方へ移動するため、仰臥位で撮影したCTでは背側の胸壁に沿ってたまる。濃度が均一で、骨のように白くも空気のように黒くもないことが液体の所見に合う。
3. 肺癌
❌ 誤り。正しくは、肺癌は肺の中の結節・腫瘤影(辺縁が不整なことが多い)として写る。肺癌に胸水を伴うことはあるが、矢印が示すのは胸腔の液体である。
❌ 誤り。正しくは、肺癌は肺の中の結節・腫瘤影(辺縁が不整なことが多い)として写る。肺癌に胸水を伴うことはあるが、矢印が示すのは胸腔の液体である。
4. 肺塞栓
❌ 誤り。正しくは、肺塞栓は造影CTで肺動脈内の造影欠損として診断する。肺動脈の中の所見であり、胸壁に沿った液体ではない。
❌ 誤り。正しくは、肺塞栓は造影CTで肺動脈内の造影欠損として診断する。肺動脈の中の所見であり、胸壁に沿った液体ではない。
5. 心嚢液貯留
❌ 誤り。正しくは、心嚢液は心臓を取り囲む心膜腔にたまる液体で、心臓の周囲に帯状に写る。矢印は心臓の周りではなく、背側の胸壁の内側を指している。
❌ 誤り。正しくは、心嚢液は心臓を取り囲む心膜腔にたまる液体で、心臓の周囲に帯状に写る。矢印は心臓の周りではなく、背側の胸壁の内側を指している。
【試験対策ポイント】
| 所見 | どこに写るか |
|---|---|
| 胸水 | 胸腔の背側(重力側)・胸壁に沿う |
| 肺炎 | 肺実質の浸潤影・すりガラス影 |
| 肺癌 | 肺実質の結節・腫瘤影 |
| 肺塞栓 | 造影CTで肺動脈内の造影欠損 |
| 心嚢液貯留 | 心臓の周囲 |
CT画像は足側から見上げた像=画像の左が患者の右(この図も「右」の表示が画像の左にある)。
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