OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午前 第6問

臨床医学第52回午前

第52回 作業療法士国家試験 午前 第6問(臨床医学)の正答は 3 です。方向転換の不安定性・突進現象は姿勢反射障害の出現を示す。

問題
65歳の男性。Parkinson病。方向転換の不安定性や突進現象を伴う歩行障害が出現し始めた。ADLは動作に制限があるものの自立している。家業である洋裁店を妻や長男夫婦の手助けで行っている。この時点でのHoehn & Yahrの重症度分類ステージはどれか。
  1. 1. Ⅰ
  2. 2. Ⅱ
  3. 3. Ⅲ ✓
  4. 4. Ⅳ
  5. 5. Ⅴ

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 63%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — Ⅲ

方向転換の不安定性・突進現象は姿勢反射障害の出現を示す。ADLは制限があっても自立しているので、介助が要る段階(Ⅳ以上)ではない。姿勢反射障害あり+自立=ステージⅢである(Hoehn & Yahr重症度分類)。家業での家族の手助けは仕事の場面で、ADLの介助ではない。


【各選択肢の解説】

1. Ⅰ
❌ 誤り。正しくはⅠは一側だけの症状で、機能障害は軽い段階。姿勢反射障害はない。
2. Ⅱ
❌ 誤り。正しくはⅡは両側に症状があるが、姿勢反射障害はまだない段階。突進現象が出ている本症例は越えている。
3. Ⅲ
✅ 正しい。両側の症状に姿勢反射障害(方向転換の不安定さ・突進現象)が加わるが、日常生活は自立している段階。姿勢反射障害が出ることがⅡとⅢの分かれ目になる。
4. Ⅳ
❌ 誤り。正しくはⅣは障害が高度で、起立・歩行は介助なしにどうにか可能だが、日常生活に介助を要する段階。本症例はADLが自立している。
5. Ⅴ
❌ 誤り。正しくはⅤは介助がなければ車椅子かベッド上で過ごす段階。本症例は歩行している。

【試験対策ポイント】

ステージ症状の広がり姿勢反射障害日常生活
Ⅰ一側なし自立
Ⅱ両側なし自立
Ⅲ両側あり自立
Ⅳ両側・高度あり一部介助(歩行はどうにか可能)
Ⅴ両側・高度あり車椅子・寝たきり

ⅡとⅢは姿勢反射障害の有無、ⅢとⅣはADLの自立か介助かで分ける。

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