第52回 作業療法士国家試験 午前 第26問
身体障害作業療法第52回午前
第52回 作業療法士国家試験 午前 第26問(身体障害作業療法)の正答は 4 です。画像6の頭部CTでは、右半球(画像上は左側に表示)の被殻部に高吸収域(白い塊状陰影)が認められる。
問題
右利きの患者の頭部CT(別冊No. 1)を別に示す。最も考えられる症状はどれか。
- 1. 左半側空間無視
- 2. 視覚失認
- 3. 着衣失行
- 4. 左右失認 ✓
- 5. 片麻痺
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 右被殻出血
画像6の頭部CTでは、右半球(画像上は左側に表示)の被殻部に高吸収域(白い塊状陰影)が認められる。これは高血圧性脳出血に最も多い被殻出血の典型像であり、病変は右側被殻に位置している。
【各選択肢の解説】
1. 左被殻出血
❌ 誤り。CT画像では右が画像左に表示される(放射線学的表示)。高吸収域は画像の左側=患者の右側に位置するため、左被殻出血ではない。
❌ 誤り。CT画像では右が画像左に表示される(放射線学的表示)。高吸収域は画像の左側=患者の右側に位置するため、左被殻出血ではない。
2. 右視床出血
❌ 誤り。視床出血は脳室に近い正中寄りの深部に生じる。本画像の高吸収域は被殻(レンズ核外側部)の位置にあり、視床ではない。
❌ 誤り。視床出血は脳室に近い正中寄りの深部に生じる。本画像の高吸収域は被殻(レンズ核外側部)の位置にあり、視床ではない。
3. 左視床出血
❌ 誤り。上記2と同様に位置・側性ともに不一致。
❌ 誤り。上記2と同様に位置・側性ともに不一致。
4. 右被殻出血
✅ 正しい。画像左側(患者の右側)の大脳基底核レベルに楕円形の高吸収域が認められる。内包外側の被殻に一致する位置であり、高血圧性被殻出血の典型像。
✅ 正しい。画像左側(患者の右側)の大脳基底核レベルに楕円形の高吸収域が認められる。内包外側の被殻に一致する位置であり、高血圧性被殻出血の典型像。
5. 左前頭葉出血
❌ 誤り。前頭葉出血は前頭部に生じる。本画像の病変は側頭〜頭頂部の深部(被殻レベル)にあり前頭葉ではない。
❌ 誤り。前頭葉出血は前頭部に生じる。本画像の病変は側頭〜頭頂部の深部(被殻レベル)にあり前頭葉ではない。
【試験対策ポイント】
高血圧性脳出血の好発部位と頻度
| 部位 | 頻度 | 主な症状 |
|---|---|---|
| 被殻 | 最多(約40%) | 対側片麻痺、感覚障害、共同偏視 |
| 視床 | 約30% | 感覚障害優位、眼球運動異常 |
| 小脳 | 約10% | 失調、回転性めまい |
| 橋 | 約10% | 四肢麻痺、ピンポイント瞳孔 |
- CTで被殻の高吸収域=高血圧性脳出血の最頻出パターン
- 画像の左右と患者の左右を取り違えないこと(「右」「左」の表示を確認)
- 被殻出血では内包が障害され対側の痙性片麻痺が生じる
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