OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午前 第28問

作業療法評価学第52回午前
Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類のC6B3で機能が残存している筋はどれか。2つ選べ。 1. 円回内筋 2. 総指伸筋 3. 深指屈筋 4. 上腕三頭筋 5. 尺側手根伸筋
  1. 1. 円回内筋 ✓
  2. 2. 総指伸筋
  3. 3. 深指屈筋
  4. 4. 上腕三頭筋 ✓
  5. 5. 尺側手根伸筋

正答:1・4番

解説
■ 正答:1番と4番 — 円回内筋と上腕三頭筋 Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類C6B3では、C6レベルの脊髄損傷に伴い、C5神経根以上は機能するがC6神経根以下は機能喪失します。C6B3では上腕二頭筋と円回内筋(C5-C6支配)の機能が残存し、上腕三頭筋(C6-C8支配、特にC7-C8優位)の弱い機能が保たれる段階です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 円回内筋 ✅ 正しい。C5-C6神経根支配であり、C6B3で機能が残存する筋です。前腕の回内機能に重要です。 2. 総指伸筋 ❌ 誤り。C7-C8神経根支配であり、C6損傷ではこの筋の機能は失われています。 3. 深指屈筋 ❌ 誤り。C8-T1神経根支配であり、C6B3では機能が完全に喪失しています。 4. 上腕三頭筋 ✅ 正しい。C6-C8神経根支配(C7-C8優位)ですが、C6B3では僅かな機能が残存する段階です。肘伸展の機能獲得が重要です。 5. 尺側手根伸筋 ❌ 誤り。C7-C8神経根支配であり、C6レベルの損傷では機能が失われています。 --- 【試験対策ポイント】 • Zancolliの分類:C5(肩関節屈曲・外転)→ C6A(肘屈曲)→ C6B3(前腕回内)→ C7(手指伸展)→ C8-T1(手指屈曲・把握)の段階的機能回復 • C6B3の特徴:上腕二頭筋と円回内筋が機能、上腕三頭筋の弱い機能が出現 • 神経根支配:C5-C6(近位筋)、C7-C8-T1(遠位筋)の区別が重要
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