第52回 作業療法士国家試験 午前 第29問
臨床医学第52回午前
第52回 作業療法士国家試験 午前 第29問(臨床医学)の正答は 4 です。Colles骨折は橈骨遠位端の骨折で、遠位骨片が背側へずれる。
問題
Colles骨折の合併症で起こりやすいのはどれか。
- 1. 肘関節脱臼
- 2. 腋窩神経麻痺
- 3. 橈骨神経麻痺
- 4. 正中神経麻痺 ✓
- 5. 長母指屈筋腱断裂
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52.9%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 正中神経麻痺
Colles骨折は橈骨遠位端の骨折で、遠位骨片が背側へずれる。手関節の掌側を走る正中神経が腫脹や骨片で圧迫されやすく、正中神経麻痺(手根管症候群)が代表的な合併症である。
【各選択肢の解説】
1. 肘関節脱臼
❌ 誤り。手関節部の骨折であり、肘関節の合併症は起こりにくい。正しくは、手をついて転倒する同じ受傷機転で起こるのは、肘関節脱臼や上腕骨顆上骨折などの別の外傷である。
❌ 誤り。手関節部の骨折であり、肘関節の合併症は起こりにくい。正しくは、手をついて転倒する同じ受傷機転で起こるのは、肘関節脱臼や上腕骨顆上骨折などの別の外傷である。
2. 腋窩神経麻痺
❌ 誤り。腋窩神経は肩の周囲を走る。正しくは、腋窩神経麻痺は肩関節脱臼や上腕骨外科頸骨折の合併症である。
❌ 誤り。腋窩神経は肩の周囲を走る。正しくは、腋窩神経麻痺は肩関節脱臼や上腕骨外科頸骨折の合併症である。
3. 橈骨神経麻痺
❌ 誤り。正しくは、橈骨神経麻痺は橈骨神経溝を走る部位の上腕骨骨幹部骨折の合併症として典型的である。
❌ 誤り。正しくは、橈骨神経麻痺は橈骨神経溝を走る部位の上腕骨骨幹部骨折の合併症として典型的である。
4. 正中神経麻痺
✅ 正しい(=正答)。正中神経は手根管を通って手関節の掌側を走るため、骨折部の腫脹・変形の影響を直接受ける。母指球筋の筋力低下や、母指〜環指橈側の感覚障害が出る。
✅ 正しい(=正答)。正中神経は手根管を通って手関節の掌側を走るため、骨折部の腫脹・変形の影響を直接受ける。母指球筋の筋力低下や、母指〜環指橈側の感覚障害が出る。
5. 長母指屈筋腱断裂
❌ 誤り。Colles骨折で起こりやすい腱断裂は伸筋腱のほうである。正しくは、長母指伸筋腱断裂が骨折部(Lister結節付近)での摩耗によって遅れて起こる合併症として知られる。
❌ 誤り。Colles骨折で起こりやすい腱断裂は伸筋腱のほうである。正しくは、長母指伸筋腱断裂が骨折部(Lister結節付近)での摩耗によって遅れて起こる合併症として知られる。
【試験対策ポイント】
| 骨折・外傷 | 代表的な合併症 |
|---|---|
| Colles骨折 | 正中神経麻痺、長母指伸筋腱断裂、複合性局所疼痛症候群(CRPS) |
| 上腕骨骨幹部骨折 | 橈骨神経麻痺 |
| 上腕骨外科頸骨折・肩関節脱臼 | 腋窩神経麻痺 |
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