OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午前 第30問

生理学第52回午前

第52回 作業療法士国家試験 午前 第30問(生理学)の正答は 3 です。低血糖になると、血糖を上げようとして交感神経が興奮し、発汗・動悸・手の震え(振戦)などが出る。

問題
作業療法中の低血糖発作で注意すべきなのはどれか。
  1. 1. 深い呼吸
  2. 2. 喉の渇き
  3. 3. 手の震え ✓
  4. 4. 皮膚の乾燥
  5. 5. 筋緊張の亢進

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 67.4%標準

43人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 手の震え

低血糖になると、血糖を上げようとして交感神経が興奮し、発汗・動悸・手の震え(振戦)などが出る。作業中にこれらに気づくことが、意識障害へ進む前の対応につながる。


【各選択肢の解説】

1. 深い呼吸
❌ 誤り。深く大きい呼吸(Kussmaul呼吸)は糖尿病ケトアシドーシスなど、高血糖で代謝性アシドーシスになったときの所見である。正しくは、低血糖では動悸(頻脈)が目立つ。
2. 喉の渇き
❌ 誤り。口渇は高血糖で浸透圧利尿が起こり、水分が失われることによる症状である。正しくは、低血糖では空腹感がみられる。
3. 手の震え
✅ 正しい(=正答)。血糖の低下に対してアドレナリンなどが分泌され、交感神経症状として振戦が出る。発汗・動悸と並ぶ早期の警告症状である。
4. 皮膚の乾燥
❌ 誤り。皮膚の乾燥は高血糖による脱水でみられる。正しくは、低血糖では交感神経の興奮で冷汗(発汗)が出て、皮膚は湿る。
5. 筋緊張の亢進
❌ 誤り。早期の注意すべき症状ではない。正しくは、低血糖では脱力感がみられ、進行すると中枢神経症状(頭痛・集中力低下・意識障害)が出て、重症ではけいれんに至る。

【試験対策ポイント】

低血糖高血糖
発汗(冷汗)・手の震え・動悸・空腹感口渇・多飲・多尿
進むと意識障害・けいれんケトアシドーシスでKussmaul呼吸

低血糖を疑ったら作業を中止し、意識があればブドウ糖などを摂らせる。

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