第52回 作業療法士国家試験 午前 第34問
作業療法評価学第52回午前
手背の深達性Ⅱ度熱傷に対する急性期のスプリンティング肢位で正しいのはどれか。
1. 母指掌側外転
2. 母指MP関節伸展
3. 第2〜5指MP関節伸展
4. 第2〜5指PIP関節屈曲
5. 第2〜5指DIP関節屈曲
- 1. 母指掌側外転 ✓
- 2. 母指MP関節伸展
- 3. 第2〜5指MP関節伸展
- 4. 第2〜5指PIP関節屈曲
- 5. 第2〜5指DIP関節屈曲
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 母指掌側外転
手背の深達性Ⅱ度熱傷では、瘢痕拘縮を予防するため、機能的肢位(safe position)でのスプリンティングが必須です。母指掌側外転は、将来的な日常生活動作(つまみ動作など)の機能回復を最大限保障する肢位です。
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【各選択肢の解説】
1. 母指掌側外転
✅ 正しい。熱傷急性期のスプリンティング肢位は、母指を掌側外転させることで、つまみ動作など日常生活に必要な可動域を確保し、瘢痕拘縮による機能障害を最小限にできます。
2. 母指MP関節伸展
❌ 誤り。母指MP関節を伸展させると、IP関節の可動性を失わせやすく、つまみ動作に支障が出ます。
3. 第2〜5指MP関節伸展
❌ 誤り。深達性熱傷のスプリンティングでは、MP関節を伸展させると瘢痕拘縮時に手指の機能が著しく低下します。一般的には軽度屈曲位が推奨されます。
4. 第2〜5指PIP関節屈曲
❌ 誤り。PIP関節を屈曲させると、将来的な関節可動域の制限につながり、握り動作などが困難になります。
5. 第2〜5指DIP関節屈曲
❌ 誤り。DIP関節の屈曲は、細かい動作に必要な手指の器用性を損なわせます。
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【試験対策ポイント】
• 熱傷スプリンティング = 機能的肢位(safe position)の確保
• 母指:掌側外転で対向性を維持
• 瘢痕拘縮予防 = 将来の日常生活動作を想定した位置設定