第52回 作業療法士国家試験 午前 第35問
臨床医学第52回午前
第52回 作業療法士国家試験 午前 第35問(臨床医学)の正答は 4 です。関節リウマチの生活指導は、関節への負担や変形を進める方向の力を避ける関節保護が原則である。
問題
関節リウマチ患者に対する生活指導で正しいのはどれか。
- 1. 枕は高くする。
- 2. 手関節は掌屈位を保つ。
- 3. 階段は1足1段で上る。
- 4. 本は眼の高さに置いて読む。 ✓
- 5. 茶碗は指間を広げて支える。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 41.2%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 本は眼の高さに置いて読む。
関節リウマチの生活指導は、関節への負担や変形を進める方向の力を避ける関節保護が原則である。頸椎(とくに環軸関節)は病変が起こりやすく、前屈を続ける姿勢は避ける。
【各選択肢の解説】
1. 枕は高くする。
❌ 誤り。高い枕は頸椎を前屈させ、環軸関節亜脱臼のある患者では脊髄を圧迫するおそれがある。正しくは、低めの枕で頸部を中間位に保つ。
❌ 誤り。高い枕は頸椎を前屈させ、環軸関節亜脱臼のある患者では脊髄を圧迫するおそれがある。正しくは、低めの枕で頸部を中間位に保つ。
2. 手関節は掌屈位を保つ。
❌ 誤り。掌屈位では握る力が出にくく、手関節や手指への負担が増える。正しくは、手関節は軽度背屈位(機能肢位)に保つ。
❌ 誤り。掌屈位では握る力が出にくく、手関節や手指への負担が増える。正しくは、手関節は軽度背屈位(機能肢位)に保つ。
3. 階段は1足1段で上る。
❌ 誤り。1足1段(左右交互に一段ずつ)は一側の下肢に体重と大きな関節運動がかかる。正しくは、手すりを使い、2足1段(一段ごとに両足をそろえる)で上る。
❌ 誤り。1足1段(左右交互に一段ずつ)は一側の下肢に体重と大きな関節運動がかかる。正しくは、手すりを使い、2足1段(一段ごとに両足をそろえる)で上る。
4. 本は眼の高さに置いて読む。
✅ 正しい(=正答)。本を眼の高さに置けば頸部を前屈し続けずにすみ、頸椎への負担を減らせる。書見台などを使うと手で本を支える負担も減る。
✅ 正しい(=正答)。本を眼の高さに置けば頸部を前屈し続けずにすみ、頸椎への負担を減らせる。書見台などを使うと手で本を支える負担も減る。
5. 茶碗は指間を広げて支える。
❌ 誤り。指を広げて茶碗を支えると手指のMP関節に負担がかかり、尺側偏位などの変形を進めるおそれがある。正しくは、両手の手掌全体で包むように持つ。
❌ 誤り。指を広げて茶碗を支えると手指のMP関節に負担がかかり、尺側偏位などの変形を進めるおそれがある。正しくは、両手の手掌全体で包むように持つ。
【試験対策ポイント】
関節保護の原則
- 小さい関節より大きい関節や手掌全体を使う
- 変形を進める方向(手指の尺側偏位など)の力を避ける
- 同じ姿勢を長く続けない
- 頸椎は前屈を避ける(低い枕・本は眼の高さ)
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