第52回 作業療法士国家試験 午前 第37問
臨床医学第52回午前
ポピュレーションアプローチによる予防の対象として最も適切なのはどれか。
1. 膵臓癌
2. 白内障
3. 生活習慣病
4. 統合失調症
5. 慢性腎臓病〈CKD〉
- 1. 膵臓癌
- 2. 白内障
- 3. 生活習慣病 ✓
- 4. 統合失調症
- 5. 慢性腎臓病〈CKD〉
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 生活習慣病
生活習慣病は集団全体の健康行動改善(食生活改善・運動推進・禁煙など)を通じて予防できる疾患であり、ポピュレーションアプローチの典型的な対象です。一方、膵臓癌・統合失調症は遺伝的素因が強く、白内障・CKDは加齢や特定の危険因子が関連するため、ハイリスクアプローチが適切です。
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【各選択肢の解説】
1. 膵臓癌
❌ 誤り。遺伝的素因が強く、予防効果が限定的なため、ハイリスクグループへの早期発見(検診)がアプローチの中心となります。
2. 白内障
❌ 誤り。主に加齢変化に伴う疾患であり、集団全体への予防介入よりも早期診断・早期治療(ハイリスクアプローチ)が有効です。
3. 生活習慣病
✅ 正しい。食生活改善・運動・禁煙など、集団全体の健康行動を改善することで発症予防・重症化予防ができる疾患で、ポピュレーションアプローチの最適な対象です。
4. 統合失調症
❌ 誤り。精神疾患は遺伝的・神経生物学的素因が強く、集団全体への予防アプローチの効果が限定的です。
5. 慢性腎臓病(CKD)
❌ 誤り。加齢や糖尿病・高血圧などの特定の危険因子が関連するため、リスク層別化したハイリスクアプローチが重視されます。
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【試験対策ポイント】
• ポピュレーションアプローチ=集団全体の健康行動改善による予防(生活習慣の是正)
• ハイリスクアプローチ=危険因子保有者や高リスク群への早期発見・早期治療
• 生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症・肥満など)はポピュレーションアプローチの中心