第52回 作業療法士国家試験 午前 第43問
作業療法評価学第52回午前
第52回 作業療法士国家試験 午前 第43問(作業療法評価学)の正答は 2 です。画像7は5項目の質問票を示している。
問題
70歳以上を対象にした介護予防事業に用いられる評価で、表に示す質問項目を用いるのはどれか。
- 1. 作業質問紙
- 2. 基本チェックリスト ✓
- 3. 役割チェックリスト
- 4. NPI興味チェックリスト
- 5. 障害老人の日常生活自立度
正答:2番
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解説
■ 正答:老研式活動能力指標
画像7は5項目の質問票を示している。質問内容は「バスや電車で1人で外出しているか」「日用品の買物をしているか」「預貯金の出し入れをしているか」「友人の家を訪ねているか」「家族や友人の相談にのっているか」であり、回答は「はい(0点)/いいえ(1点)」の2件法である。これは老研式活動能力指標(東京都老人総合研究所)の手段的自立・知的能動性・社会的役割を評価する指標の一部に対応する。
【各選択肢との鑑別ポイント】
- Barthel Index:ADL(食事・移乗・整容・トイレ・入浴・歩行・階段・更衣・排便・排尿)の10項目。本図の社会活動項目とは異なる。
- FIM:18項目の運動・認知ADL評価。7段階評価。本図とは形式が異なる。
- IADL(Lawton):手段的ADL評価だが、電話・買物・食事準備・家事・洗濯・交通機関・服薬・金銭管理の8項目。
- 老研式活動能力指標:手段的自立5項目・知的能動性4項目・社会的役割4項目の計13項目からなり、本図の質問内容(交通機関・買物・金銭管理・社会交流)と一致する。
老研式活動能力指標の構造
| 下位領域 | 内容例 | 項目数 |
|---|---|---|
| 手段的自立 | 交通機関・買物・食事準備・請求書支払・預貯金 | 5項目 |
| 知的能動性 | 書類記入・新聞・本・健康情報への関心 | 4項目 |
| 社会的役割 | 友人訪問・相談役・見舞い・若者への意見 | 4項目 |
- 合計13項目、高得点ほど活動能力高い(はい=1点、いいえ=0点)
- 高齢者の高次ADL(IADL以上)を測定する指標として頻出
- Lawton IADLとの違い(老研式は社会的役割・知的能動性を含む点)を整理すること
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