OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午前 第77問

解剖学第52回午前

第52回 作業療法士国家試験 午前 第77問(解剖学)の正答は 4 です。冠状断のT1強調像で、上に脳梁と左右の側脳室体部、その下に第三脳室が見える。

問題
頭部MRIのT1強調冠状断像(別冊No. 2)を別に示す。矢印の部位はどれか。
第52回午前第77問 図
  1. 1. 前頭弁蓋
  2. 2. 帯状回
  3. 3. 尾状核
  4. 4. 海馬 ✓
  5. 5. 島

正答:4番

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初回正答率 74.2%やさしい

31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 海馬

【図の読み方】冠状断のT1強調像で、上に脳梁と左右の側脳室体部、その下に第三脳室が見える。矢印は脳の下方から、側頭葉の内側部を指している。側頭葉の内側部で、側脳室下角の内側に沿う灰白質が海馬であり、矢印の部位はこれにあたる。


【各選択肢の解説】

1. 前頭弁蓋
❌ 誤り。正しくは、前頭弁蓋は前頭葉の下部で、外側溝(シルビウス裂)の上側から島を覆う部分である。側頭葉の内側部ではない。
2. 帯状回
❌ 誤り。正しくは、帯状回は大脳半球の内側面で脳梁のすぐ上を前後に走る回である。冠状断では正中の脳梁の上に見える。
3. 尾状核
❌ 誤り。正しくは、尾状核は側脳室(前角・体部)の外側壁に沿う灰白質である。冠状断では側脳室のすぐ外側に見え、側頭葉の内側部にはない。
4. 海馬
✅ 正しい。海馬は側頭葉の内側部で、側脳室下角の内側の壁をつくる。記憶の形成に関わり、Alzheimer型認知症では早くから萎縮する。
5. 島
❌ 誤り。正しくは、島は外側溝の奥にある大脳皮質で、前頭・頭頂・側頭弁蓋に覆われている。冠状断では大脳の外側寄りに見える。

【試験対策ポイント】

構造冠状断で見える位置
帯状回正中で脳梁の上
尾状核側脳室(前角・体部)の外側壁
島外側溝の奥の皮質
前頭弁蓋外側溝の上から島を覆う前頭葉
海馬側頭葉の内側部・側脳室下角の内側

まず脳梁と側脳室を見つけ、そこからの上下・内外の関係で構造を決める。

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