第52回 作業療法士国家試験 午前 第83問
作業療法評価学第52回午前
運動障害と評価方法の組合せで正しいのはどれか。
1. 運動失調 ———— 指鼻試験
2. 筋力低下 ———— Brunnstrom法ステージ
3. 持久力低下 ———— 徒手筋力テスト
4. 錐体外路障害 ———— Babinski反射
5. 錐体路障害 ———— Romberg試験
- 1. 運動失調 ———— 指鼻試験 ✓
- 2. 筋力低下 ———— Brunnstrom法ステージ
- 3. 持久力低下 ———— 徒手筋力テスト
- 4. 錐体外路障害 ———— Babinski反射
- 5. 錐体路障害 ———— Romberg試験
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 運動失調 ———— 指鼻試験
運動失調は小脳障害により協調性の障害が生じた状態で、指鼻試験はこの協調性障害を評価する標準的な検査法です。患者に目を開いた状態で自分の指と検者の指を交互に触れさせることで、意図的な運動の不正確さ(企図振戦など)を検出できます。
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【各選択肢の解説】
1. 運動失調 ———— 指鼻試験
✅ 正しい。小脳障害による協調性障害を評価する標準的な検査法であり、目鼻協調運動の正確性を測定します。
2. 筋力低下 ———— Brunnstrom法ステージ
❌ 誤り。Brunnstrom法ステージは脳卒中後の運動麻痺の回復段階を評価するもので、筋力低下そのものの評価には徒手筋力テスト(MMT)を用います。
3. 持久力低下 ———— 徒手筋力テスト
❌ 誤り。徒手筋力テストは静的筋力を評価する検査であり、持久力評価には6分間歩行試験などの全身持久力検査を用います。
4. 錐体外路障害 ———— Babinski反射
❌ 誤り。Babinski反射は錐体路障害(上位運動ニューロン障害)の指標です。錐体外路障害の評価には安静時振戦や筋硬直の観察が用いられます。
5. 錐体路障害 ———— Romberg試験
❌ 誤り。Romberg試験は後索障害や前庭障害による姿勢不安定性を評価するもので、錐体路障害の評価にはBabinski反射やTromner反射などが用いられます。
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【試験対策ポイント】
• 指鼻試験=小脳障害(企図振戦、協調性障害)の評価
• Babinski反射=錐体路障害の指標
• Romberg試験=後索障害・前庭障害の評価