第52回 作業療法士国家試験 午前 第90問
臨床医学第52回午前
第52回 作業療法士国家試験 午前 第90問(臨床医学)の正答は 2 です。多発性硬化症(MS)は中枢神経の脱髄疾患で、病変が時間的・空間的に多発する。
問題
多発性硬化症について正しいのはどれか。
- 1. 女性よりも男性に多い。
- 2. 再発と寛解を繰り返す。 ✓
- 3. 発症は50歳以上が多い。
- 4. 後遺障害を残すことは稀である。
- 5. 白色人種に比べて黄色人種に多い。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 77.3%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 再発と寛解を繰り返す。
多発性硬化症(MS)は中枢神経の脱髄疾患で、病変が時間的・空間的に多発する。若年成人の女性に多く、再発と寛解を繰り返すのが典型(再発寛解型)。
【各選択肢の解説】
1. 女性よりも男性に多い。
❌ 誤り。正しくは女性に多い。
❌ 誤り。正しくは女性に多い。
2. 再発と寛解を繰り返す。
✅ 正しい。(=正答)中枢神経の髄鞘に対する自己免疫性の炎症が時期を変えて起こるため、症状が出ては改善する経過をとる。病変は視神経・脳室周囲の白質・脳幹・脊髄など複数の部位にみられる(空間的多発)。
✅ 正しい。(=正答)中枢神経の髄鞘に対する自己免疫性の炎症が時期を変えて起こるため、症状が出ては改善する経過をとる。病変は視神経・脳室周囲の白質・脳幹・脊髄など複数の部位にみられる(空間的多発)。
3. 発症は50歳以上が多い。
❌ 誤り。正しくは20〜40歳代の若年成人の発症が多い。
❌ 誤り。正しくは20〜40歳代の若年成人の発症が多い。
4. 後遺障害を残すことは稀である。
❌ 誤り。寛解期にも症状が完全には戻らないことがある。正しくは再発を重ねると障害が蓄積し、後遺障害を残すことが多い。経過中に再発がはっきりしないまま進行する型(二次性進行型)に移ることもある。
❌ 誤り。寛解期にも症状が完全には戻らないことがある。正しくは再発を重ねると障害が蓄積し、後遺障害を残すことが多い。経過中に再発がはっきりしないまま進行する型(二次性進行型)に移ることもある。
5. 白色人種に比べて黄色人種に多い。
❌ 誤り。正しくは白色人種に多く、欧米の高緯度地域で有病率が高い。日本を含むアジアでは少ない。
❌ 誤り。正しくは白色人種に多く、欧米の高緯度地域で有病率が高い。日本を含むアジアでは少ない。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 多発性硬化症 |
|---|---|
| 性別 | 女性に多い |
| 好発年齢 | 20〜40歳代 |
| 人種・地域 | 白色人種・高緯度地域に多い |
| 経過 | 再発と寛解(時間的多発) |
| 病変 | 中枢神経の複数部位(空間的多発) |
| 特徴的な所見 | 視神経炎、Uhthoff現象(体温上昇で症状悪化)、Lhermitte徴候(頸部前屈で背部〜四肢に電撃痛) |
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