第52回 作業療法士国家試験 午前 第93問
臨床医学第52回午前
第52回 作業療法士国家試験 午前 第93問(臨床医学)の正答は 5 です。心筋梗塞後の運動療法(心臓リハビリテーション)は、心臓死・総死亡を減らすことが示されている。
問題
急性心筋梗塞後の運動療法の効果として正しいのはどれか。
- 1. 梗塞範囲の減少
- 2. 心室破裂の減少
- 3. 心嚢液貯留の減少
- 4. 左室駆出率の増加
- 5. 急性期心臓死の減少 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 28%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 急性期心臓死の減少
心筋梗塞後の運動療法(心臓リハビリテーション)は、心臓死・総死亡を減らすことが示されている。一方で、壊死した心筋の範囲は変わらず、心機能の指標(左室駆出率)の改善も一定しない。効果は運動耐容能・末梢の骨格筋や血管の機能・危険因子の改善を通じて出る。
【各選択肢の解説】
1. 梗塞範囲の減少
❌ 誤り。壊死した心筋は運動で回復しない。正しくは梗塞範囲を小さくするのは発症早期の再灌流療法(PCI・血栓溶解療法)である。
❌ 誤り。壊死した心筋は運動で回復しない。正しくは梗塞範囲を小さくするのは発症早期の再灌流療法(PCI・血栓溶解療法)である。
2. 心室破裂の減少
❌ 誤り。心室破裂は発症後早期の機械的合併症で、運動療法で減るものではない。正しくは心室破裂の予防には早期の再灌流と急性期の血圧管理が重要で、この時期の運動負荷は段階的に慎重に進める。
❌ 誤り。心室破裂は発症後早期の機械的合併症で、運動療法で減るものではない。正しくは心室破裂の予防には早期の再灌流と急性期の血圧管理が重要で、この時期の運動負荷は段階的に慎重に進める。
3. 心嚢液貯留の減少
❌ 誤り。正しくは心嚢液貯留は心膜炎や心破裂に伴うもので、運動療法の効果ではない。運動療法の効果は運動耐容能や生活の質の改善である。
❌ 誤り。正しくは心嚢液貯留は心膜炎や心破裂に伴うもので、運動療法の効果ではない。運動療法の効果は運動耐容能や生活の質の改善である。
4. 左室駆出率の増加
❌ 誤り。正しくは運動療法による左室駆出率の改善は一定せず、有意な増加は期待しにくい。運動耐容能(最大酸素摂取量)の増加は、骨格筋の酸素利用や末梢血管の機能の改善によるところが大きい。
❌ 誤り。正しくは運動療法による左室駆出率の改善は一定せず、有意な増加は期待しにくい。運動耐容能(最大酸素摂取量)の増加は、骨格筋の酸素利用や末梢血管の機能の改善によるところが大きい。
5. 急性期心臓死の減少
✅ 正しい。(=正答)運動療法を含む心臓リハビリテーションは、冠危険因子(血圧・脂質・血糖・喫煙)の改善や自律神経機能の改善を通じて、心臓死と総死亡を減らす(日本循環器学会ほか 心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン)。
✅ 正しい。(=正答)運動療法を含む心臓リハビリテーションは、冠危険因子(血圧・脂質・血糖・喫煙)の改善や自律神経機能の改善を通じて、心臓死と総死亡を減らす(日本循環器学会ほか 心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン)。
【試験対策ポイント】
| 運動療法で改善する | 運動療法では改善しない・期待しにくい |
|---|---|
| 運動耐容能(最大酸素摂取量) | 梗塞範囲 |
| 同じ運動での心拍数・血圧の低下 | 左室駆出率(改善は一定しない) |
| 冠危険因子(血圧・脂質・血糖) | 心室破裂・心嚢液貯留 |
| 心臓死・総死亡 |
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