OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午後 第9問

発達障害作業療法第52回午後

第52回 作業療法士国家試験 午後 第9問(発達障害作業療法)の正答は 4 です。図はアテトーゼ型脳性麻痺児に対して、介助者が後方から頭部・顎・口唇を手で支持するオーラルコントロール(口腔コントロール)の手技を実施している場面である。

問題
図はアテトーゼ型脳性麻痺児の摂食訓練の様子である。実施している手技(オーラルコントロール)の目的として適切でないのはどれか。
第52回午後第9問 図
  1. 1. 頭部コントロールの援助
  2. 2. 口周辺の過敏の脱感作
  3. 3. 口唇閉鎖の援助
  4. 4. 咀嚼運動の促通
  5. 5. 舌突出の防止

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:4番 — 咀嚼運動の促通

図はアテトーゼ型脳性麻痺児に対して、介助者が後方から頭部・顎・口唇を手で支持するオーラルコントロール(口腔コントロール)の手技を実施している場面である。一方の手で頭部を支えながら、もう一方の手で下顎・口唇をコントロールしている。

オーラルコントロールは、①頭部の安定化・②口唇閉鎖の援助・③舌突出の防止・④口周囲の過敏性脱感作などを目的として行われる。咀嚼運動の促通はこの手技の直接目的には含まれない。咀嚼は主として側頭筋・咬筋の機能であり、外部からのコントロールで促通する手技ではない。


【各選択肢の解説】

1. 頭部コントロールの援助
✅ 目的に含まれる。アテトーゼ型では頸部・頭部の不随意運動が強く、頭部安定化は摂食の前提条件となる。
2. 口周辺の過敏の脱感作
✅ 目的に含まれる。口腔周囲への触圧刺激を段階的に与えることで過敏性を軽減する。
3. 口唇閉鎖の援助
✅ 目的に含まれる。母指・示指で上下口唇をサポートし、閉唇を促して食塊の口腔内保持を助ける。
4. 咀嚼運動の促通
❌ 目的に含まれない。オーラルコントロールは口腔の安定・閉鎖・過敏除去を目的とし、咀嚼そのものを促通する手技ではない。よってこれが「適切でない」目的。
5. 舌突出の防止
✅ 目的に含まれる。下顎を支持することで舌の前方突出を抑制し、食塊の口腔保持・移送を助ける。

【試験対策ポイント】

オーラルコントロールの4大目的:①頭部安定化、②口唇閉鎖援助、③舌突出防止、④口周囲過敏の脱感作。「咀嚼促通」は含まれない点を覚える。アテトーゼ型脳性麻痺では不随意運動により摂食動作が困難になりやすく、後方からのアプローチで頭頸部を安定させることが摂食訓練の基本となる。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク
\ この1問で終わりにしない /
作業療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第52回 全問一覧

▶ 発達障害作業療法 の過去問一覧

スポンサーリンク