第52回 作業療法士国家試験 午後 第25問
臨床医学第52回午後
我が国の脊髄損傷の疫学について正しいのはどれか。
1. 男性よりも女性が多い。
2. 不全損傷よりも完全損傷が多い。
3. 頸髄損傷よりも胸腰髄損傷が多い。
4. 原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。
5. 受傷年齢は20代をピークとした一峰性を示す。
- 1. 男性よりも女性が多い。
- 2. 不全損傷よりも完全損傷が多い。
- 3. 頸髄損傷よりも胸腰髄損傷が多い。
- 4. 原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。 ✓
- 5. 受傷年齢は20代をピークとした一峰性を示す。
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。
我が国の脊髄損傷の主原因は転倒・転落であり、スポーツ事故よりも頻度が高い。特に高齢者の増加に伴い、転倒による脊髄損傷が増加傾向にある。
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【各選択肢の解説】
1. 男性よりも女性が多い。
❌ 誤り。脊髄損傷は男性が女性の約3~4倍多い。男性が高リスク活動に従事することが多いため。
2. 不全損傷よりも完全損傷が多い。
❌ 誤り。脊髄損傷の約60~70%は不全損傷である。完全損傷は約30~40%の少数派。
3. 頸髄損傷よりも胸腰髄損傷が多い。
❌ 誤り。我が国では頸髄損傷が約50~60%で最も多い。胸腰髄損傷は約40~50%。
4. 原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。
✅ 正しい。転倒・転落が約40~50%で最大原因。交通事故約30~40%、スポーツ事故約5~10%の順。
5. 受傷年齢は20代をピークとした一峰性を示す。
❌ 誤り。我が国は二峰性分布を示し、20代と60代以上の2つのピークがある。高齢化に伴い高齢者ピークが増加。
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【試験対策ポイント】
• 我が国の脊髄損傷の主原因:転倒・転落 > 交通事故 > スポーツ事故
• 性別:男性が女性の3~4倍
• 損傷程度:不全損傷が60~70%(多数派)
• 受傷年齢:二峰性分布(20代と60代以上)、高齢者ピークが増加傾向