OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午後 第25問

臨床医学第52回午後

第52回 作業療法士国家試験 午後 第25問(臨床医学)の正答は 4 です。日本の外傷性脊髄損傷の全国調査(日本脊髄障害医学会など)では、受傷原因として転倒はスポーツより多い。

問題
我が国の脊髄損傷の疫学について正しいのはどれか。
  1. 1. 男性よりも女性が多い。
  2. 2. 不全損傷よりも完全損傷が多い。
  3. 3. 頸髄損傷よりも胸腰髄損傷が多い。
  4. 4. 原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。 ✓
  5. 5. 受傷年齢は20代をピークとした一峰性を示す。

正答:4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 50%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。

日本の外傷性脊髄損傷の全国調査(日本脊髄障害医学会など)では、受傷原因として転倒はスポーツより多い。近年の調査では高齢者の転倒が原因の第1位となっている。見分ける軸は「男女・損傷の程度・損傷部位・原因・年齢分布」の5つである。


【各選択肢の解説】

1. 男性よりも女性が多い。
❌ 誤り。正しくは男性が約8割を占め、女性より多い。
2. 不全損傷よりも完全損傷が多い。
❌ 誤り。正しくは不全損傷のほうが多い。高齢者が転倒などの軽い外力で受ける頸髄の不全損傷が多いためである。
3. 頸髄損傷よりも胸腰髄損傷が多い。
❌ 誤り。正しくは頸髄損傷のほうが多く、損傷全体の大半を占める。
4. 原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。
✅ 正しい(=正答)。転倒はスポーツ事故より多い。高齢化に伴い、平地での転倒による頸髄損傷が増えている。
5. 受傷年齢は20代をピークとした一峰性を示す。
❌ 誤り。正しくは、若年層と中高年層に山がある二峰性として報告されてきた。近年は高齢者の受傷がさらに増えている。

【試験対策ポイント】

項目日本の脊髄損傷
性別男性が多い
損傷の程度不全損傷が多い
損傷部位頸髄が多い
原因転倒・交通事故・転落が上位。スポーツは少ない
年齢二峰性→近年は高齢者中心
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