OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午後 第40問

作業療法評価学第52回午後
アルコール依存症の患者の離脱症状を示す発言はどれか。 1. 「自分は飲酒量を減らさなければならない」 2. 「二日酔いで子供の運動会に行けなかった」 3. 「飲酒した晩の翌朝、迎え酒をすると汗がおさまる」 4. 「妻が自分の飲酒についてあれこれ言うのが不愉快だ」 5. 「自分は昔に比べて、ずいぶん酒が強くなったと思う」
  1. 1. 「自分は飲酒量を減らさなければならない」
  2. 2. 「二日酔いで子供の運動会に行けなかった」
  3. 3. 「飲酒した晩の翌朝、迎え酒をすると汗がおさまる」 ✓
  4. 4. 「妻が自分の飲酒についてあれこれ言うのが不愉快だ」
  5. 5. 「自分は昔に比べて、ずいぶん酒が強くなったと思う」

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — 「飲酒した晩の翌朝、迎え酒をすると汗がおさまる」 アルコール離脱症状とは、飲酒を中止・減量した際に現れる身体的・精神的症状です。選択肢3は迎え酒(朝酒)で離脱症状(発汗)が緩和される経験を示しており、これは典型的な身体的依存と離脱症状のサイクルを示しています。 --- 【各選択肢の解説】 1. 「自分は飲酒量を減らさなければならない」 ❌ 誤り。これは認識や動機付けの段階であり、離脱症状ではなく問題認識です。 2. 「二日酔いで子供の運動会に行けなかった」 ❌ 誤り。これは飲酒による社会的影響・結果であり、離脱症状ではありません。 3. 「飲酒した晩の翌朝、迎え酒をすると汗がおさまる」 ✅ 正しい。発汗は代表的な身体的離脱症状であり、さらなる飲酒で症状が緩和される悪循環が示されています。 4. 「妻が自分の飲酒についてあれこれ言うのが不愉快だ」 ❌ 誤り。これは周囲からの指摘に対する反感であり、離脱症状ではありません。 5. 「自分は昔に比べて、ずいぶん酒が強くなったと思う」 ❌ 誤り。これは耐性(tolerance)の発達を示しており、離脱症状ではなく薬物依存の特性です。 --- 【試験対策ポイント】 • アルコール離脱症状:発汗、振戦、不安、痙攣、幻覚(身体的・精神的症状) • 迎え酒=離脱症状の緩和行動=身体的依存の証拠 • 耐性と離脱症状は区別が必要(耐性=量の増加、離脱=中止時の症状)
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